原巨人がついに着手する“リストラ”作業 FA補強への影響は?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年10月1日 11時0分

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陽は今季2020年は30試合で見限られた!?(C)日刊ゲンダイ

 新型コロナ感染拡大の影響で開幕が遅れたことで、例年より1カ月遅く設定されていた移籍期限が30日、終了した。

 巨人から楽天に金銭トレードで移籍した田中貴也捕手(28)の入団会見がこの日、オンラインで行われ、「チャンスをものにして、一軍のレギュラーになりたい」と背筋を伸ばした。巨人でこれから始まるのは、大塚球団副代表が「13、14人を切る」と宣言した“リストラ作業”だ。田中貴の滑り込み移籍に、当落線上にいる巨人ナインからは「いいな~」との声が聞かれた。さる球界関係者がこう言う。

「大物でボーダーライン上とされるのは、元メジャーリーガーで入団以来2年間、登板のない岩隈。西武からFA移籍してきた野上も3年契約の最終年。左アキレス腱の断裂から二軍では復帰しているが、今季は一軍登板ゼロ。はっきり言って厳しい状況です」

 5年契約を来年まで残す年俸3億円の陽にしても、すぐクビになることはないが、鳴り物入りでFA加入した頃に比べれば冷遇されている。

 今季の開幕当初は5番を任される試合もあったが、7月に入り失速。月間打率・143と不振に陥ると、8月上旬には巨人移籍後、故障以外では初の二軍降格となった。

「それでも9月は好調です。二軍戦で2試合連続本塁打を打ったり、先週は3試合で13打数8安打と打ちまくったのに、一向に一軍に呼ばれない。松原ら新星に押し出され、原監督に見限られたともっぱらです」(同前)

■丸のような選手は別格だが…

 2年連続MVPの実績を引っ提げFA入団した丸のような選手は別格だが、そうでない移籍組にとって巨人はいつまでも居心地がいい球団とは限らない。大塚副代表は「これからは発掘、育成にシフトする」とも言っているから、このオフのFA戦線に影響は必至だ。

 今年は山田哲(ヤクルト)、大野雄(中日)、小川(ヤクルト)、梶谷(DeNA)、増田(西武)ら、FA市場は粒揃い。巨人が本当に「発掘、育成」にシフトするかはともかく、巨人への移籍をひそかに考えている、あるいは夢見ているFA選手にとっては権利行使を踏みとどまりたくなる「ひと言」かもしれない。


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