楽天・田中マー君“初登板最短復帰”かなわず…男気とメジャー復帰のジレンマを抱える日々

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年4月8日 11時25分

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田中の復帰は延期(C)共同通信社

 最短での復帰はかなわなかった。

 7日、右足ヒラメ筋の損傷でリハビリを続ける楽天の田中将大(32)の初登板が、さらにズレ込むことになった。

 開幕2戦目の先発を回避した田中は、抹消後も一軍に帯同しつつ、10日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)の先発を目指していた。しかし、石井監督はこの日、状態の悪化については否定した上で、今後に考慮し、復帰を延期すると説明。17日の日本ハム戦(東京ドーム)での先発が有力視されるが、状況次第で前倒しする可能性もあるという。

 楽天OBは「田中はジレンマを抱えていることでしょう」とこう話す。

「年俸9億円+出来高という破格条件で、ファンの期待を一身に背負って古巣へ復帰した。オフのメジャー再挑戦も視野に入れる一方で、『腰かけ』と思われないためにも、誰より本人が早く投げたいと思っている。ただ田中は、下半身に不安を抱えている。過去に何度か太ももを故障しているだけでなく、ふくらはぎを構成するヒラメ筋を肉離れしたのは初めてのはず。年を重ねるにつれ、肉離れは再発しやすくなる。ふくらはぎは膝やアキレス腱とつながっているため、無理をすれば膝や足首を大ケガしかねない。メジャー復帰はおろか、今後の野球人生にも影響するため、万全を期したい。かつてヤンキースから広島へ復帰した黒田博樹のように、古巣で燃え尽きるわけにはいかないのです」

 ともあれ、気を持たせておきながら、登板延期を繰り返すことだけは避けてもらいたいものだが……。

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