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ベートーベン生誕200周年を記念して建てられる美しいコンサートホールのアイデア

GIGAMEN / 2014年11月22日 17時30分

歴史に残る偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン。彼の故郷であるドイツ・ボン市に、気たる2027年にベートーベン生誕200年を迎えることを記念にコンサートホールが建てられるそうです。

民間から厳選された3つのデザイン、ドイツ政府とドイツ郵便が支援

ドイツ国内を流れる雄大なライン川沿いにある既存のホール近くに建設される予定だという新しいコンサートホールは、民間の建築家らからその構造デザインを募集し、現段階でDavid Chipperfield Archtects, kadawittfeldarchitekturとValentiny HVPらの3つに絞られています。

ロンドンに拠点を置くDavid Chipperfield Archtectsの提案したデザインは長方形のボックスを無造作に重ねたようなデザインで、ガラス張りの4階建て。内部はクルミ材の板で構成されており、また屋外のテラスでもライン川を眺めながらゆったりと過ごすことができる仕組み。

gigamen_Beethoven_Festspielhaus_concert_hall01

ドイツ・アーヘンで活動するkadawittfeldarchitekturからは、立ち上がりから徐々に広がっていく曲線が美しい石造りの設計。こちらも内部には木材をふんだんに使用し、また複数のテラス席を用意しているのだとか。

gigamen_Beethoven_Festspielhaus_concert_hall02

ルクセンブルクのValentiny HVPアーキテクトのアイデアでは、流れる波のようなコンクリートと石膏の外装。まるでオーケストラの奏でるシンフォニーを可視化したようなデザインです。

gigamen_Beethoven_Festspielhaus_concert_hall03

この他にも世界的に有名な建築家らの候補はあったものの、最終的な選抜として絞られたこれらのデザイン。ちなみに建設費用はドイツポストDHLからのおよそ43億円と、ドイツ連邦政府からの56億円という手厚い資金援助を約束されています。

正式なデザインが決定するのは来年初めごろとなっており、どのデザインに決まるのか楽しみなところ。

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