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テスラ「モデルS」が無線経由でOSアップデートを開始

GIGAMEN / 2015年3月23日 7時0分

テスラはすでに納車済みの「モデルS」100台超に対して、OTA(over-the-air )でのOSアップデートを行うとしています。メルセデスベンツやクライスラーも、一部のモデルで来年にOTAアップデートを行う計画を発表していますが、実際に行うのはテスラが自動車業界で初めてとなります。

自動車もついにアップデートを無線通信経由で行う時代に

今回のソフトウェアアップデートは、モデルSのインテリジェンスを拡張し、航続距離に関する一切の不安を消し去る機能、アクティブセーフティーを向上する機能、そして自動運転などが追加されます。

コンピューターやスマートフォンなどでは一般的なソフトウェアのアップデートですが、自動車でも定期的に実施されることになりそうです。

一部のソースコードが変更されているほか、レンジカリキュレーター(航続可能距離計算アプリ)にも調整が施されます。なぜか推定航続距離は約56km短くなるそうですが。

gigamen_Tesla_Model_S_OS01

更新中は停止しなければなりません・・。2時間ほど

このアップデートはクルマに組み込まれた3G携帯通信機能、または家庭に設置されたWi-Fi経由で配布され、モデルSに装備されてる17インチタブレットには、アップデートの告知を知らせるアラームクロックが表示され、都合の良い日時にOSを書き換えるよう設定することができます。

書き換え作業には2時間ほど時間がかかり、その間はクルマが停止している必要があります。また、充電中の時には充電が一時停止され、アップデート終了後すぐに再開されるらしいです。また、アップデートを拒否することはできないのです。

gigamen_Tesla_Model_S_OS02

燃料電池もEVも頑張れ

最近はトヨタやホンダが進める燃料電池車に対して「愚かな選択」と皮肉っているテスラ。対するトヨタ側は「卵を入れるかごが一つしかなければ私もそうするだろう」と応酬するなどCEO同士の舌戦が話題ですが、それぞれ頑張って下さいとしか言いようがありません。

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