あなたの知らないホワイトハウス 裏方が語るTOP6
GIGAMEN / 2015年7月8日 14時0分
Kate Anderson Brower氏の『The Residence』は歴代アメリカ大統領の住居ホワイトハウスに関する著書。メイドや執事、シェフなど住み込みで仕える彼らの目から見た舞台裏のホワイトハウス談がおもしろい。その中から掻い摘んだTOP6の裏話がこちら。
1. 巨大なホワイトハウス 維持には大量の人材が必要
ホワイトハウスの部屋数は132、窓147、暖炉28、エレベーターは3つもある。そこで働く96人の雇用者が住み込みの正社員で、パートは250人。2階と3階部分が彼らの住居となっている。なぜ暖炉が28個も必要なのか…。
2. そこで働く者のモットーは「献身」
そこで働く誰もがいつでも出動OKの心意気でないといけない。それがドリンクのレフィル調達であったり、トイレのつまり修復、テロ対策であったとしてもだ。残業は当たり前、私生活は無いも同然。しかしフレックスタイム制であり、毎週好きな時間に働けるのだそう。
3. 大統領のプライベートすぎる瞬間にも遭遇
ファーストファミリーからの信頼が無いとこの仕事は成り立たない。シャワー中の大統領に緊急のメッセージを伝えることもある。レーガン大統領は素っ裸でも全然気にしない人だったらしい。
4. 人材募集広告は無し
勤務先がホワイトハウスだなんて、超かっこいい!しかし人材広告が新聞に載ることは無い。皆大抵紹介でやってきて、辞める人も少ないそう。かなり強力なコネが必要ということ。
5. 大統領入れ替わりの日はてんやわんや
表で新しい大統領の就任式が行なわれているまさにその瞬間、ホワイトハウス内では引越し作業でスタッフがてんてこ舞い。4年か8年に一度絨毯やマットレス、絵画などが丁重に交換され、新しいファーストファミリーの生活に即効で慣れる必要がある。
6. 維持費も半端無く掛かる
ドライクリーニングから来客用のお菓子まで、もちろんのことかなりの経費が掛かる。その中の多くはスタッフ向けに支払われる給料だが、夜中まで行なわれるパーティーの際などでは、5割増賃金が支払われる。世界の要人に会えて残業手当がつくなんて、これはラッキーな特典かも。
Brower氏によると、一緒に仕事のしやすい大統領ファミリーもいれば、そうでないファミリーもいるとのこと。時給がどんなものなのか興味はあるが、私生活を完全に捨てる覚悟がないとできない職業だろう。
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