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種の中で瞑想 囚人向けセラピーポッド

GIGAMEN / 2015年10月27日 7時0分

罪を償うために収容される場所とはいえ、刑務所内の環境はときに凄まじいもののだと言われる。あまりの悪環境のため、メンタルを病んでしまう囚人は多い。自殺率の多さなど問題解決を模索中、考えられたアイデアのひとつがこのセラピーポッドである。

騒がしい刑務所内での瞑想の場

刑務所内はとにかくガヤガヤと騒がしいので、心の平和を保つことは非常に難しい。看守と囚人のそんな意見を聞いてseedSは作られた。この防音の小部屋の中で、セラピストと囚人が周りのノイズを気にせずメンタルヘルスのリハビリができるのだ。さまざまな心の悩みを持つ囚人たちが他人に聞かれることなく、自分の秘密を話せる場所でもある。

どこでも組み立て可能、中は角の無い優しいデザイン

まん丸い種状の形をしたseedSは直径2.4メートルで、8つのピースに折りたたみ可能。工具いらず、たった30分で組み立て可能なので簡単に移動可能、刑務所内の好きな場所に設置することができる。強化されたプラスチックの外壁は、頑丈ですぐに壊されることなどない。種の中にはテーブルとベンチが設置されており、内壁も囚人が怪我をしないように角がない作りになっている。照明の色も変えられるようなので、カラーセラピーとしても使用できるだろう。

現在seedSは試行期間として、イギリスの刑務所にて使われている。完全にドアが閉められると、種というよりはまるで可愛らしい卵のような形。見ているだけで癒されそうなこのセラピーポッド、刑務所内だけではなく、学校や職場など他にも利用価値大な場所がありそうだ。

 

 

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