お酒を止めると体におこる変化とは
GIGAMEN / 2016年3月25日 20時30分
毎日のように晩酌をされている方も少なくないと思います。健康の事を考えると、やめなければいけないけど、どうしてもやめられない方。お酒を止めることであなたの体に起こる色んな変化がある事を知ってください。禁酒することで得られるメリットを知ると、お酒を断つ助けになると思います。仕事の付き合い、年末年始での親戚家族と集まる機会も多くなりますね。飲み過ぎには気を付けてください。
体重が減る
お酒は太る原因になります。 お酒自体も高カロリーのものが多く、食欲を増進させる作用があるため、お酒と一緒に食べるおつまみのせいで太ってしまった、という人も少なくありませんね。 そして、アルコールは、脂肪肝を促してしまいます。その秘密は、超低比重リポ蛋白という肝臓の合成を促進する酵素を生みだすからです。結果脂肪が肝臓に蓄積されるということです。
食べすぎることがなくなる
ダイエットの最大の敵は、おつまみです。特にお酒を飲んでいる最中は脂っこい物が食べたくなりませんか? お酒により食欲も増加するのでつい食べてしまう傾向にあります。飲みすぎてしまうと、自分を制御できなくなり食べ過ぎてもしまいますね。又、飲酒によりダイエットの決心が緩み、勢いで食べすぎや飲みすぎてしまう事もあるでしょう。
代謝が改善される
肝臓にも限界はありますので、一緒に脂質や糖分の代謝するにも忙しすぎる場合があります。つまり、代謝が落ちてしまいます。そこで禁酒すれば、アルコールの分解作業がなくなる分、脂質や糖分の代謝が良くなりなすね。そして、身体が元気になったと自覚できるほど、体の軽快さを実感しますよ。そうなると、動きやすくなりますから、一日の消費カロリーを増やし、活動していくことができます。
総合的に健康になる
禁酒すると、平均5%ほどのコレステロール値が下がります。コレステロールは肝臓で合成されますが、中性脂肪を50%含んだ状態で全身に運ばれます。その過程で、中性脂肪は分解され、エネルギー源として消費されます。ところが、アルコールの摂取が多く、体質的にアルコールの影響を受けやすい素因があると、中性脂肪の分解がうまくいかず、血液中にだぶついてしまうのです。そして血液中のグルコース値も16%減り、肝臓脂肪も15%下がります。禁酒すると数日以内にあなたの体は、必ず総合的に健康になります。
よく眠れるようになる
お酒を飲んだ状態で寝ると、睡眠の質は悪くなります。お酒を飲んだときの方がよく眠れる、と思う人も多いようですが、これは間違いです。確かにお酒には入眠促進効果があるので、寝付きは良くなるように感じます。しかし時間が経って血中のアルコール濃度が低下してくると、脳は覚醒状態になり、眠りが浅くなります。夜中に何度も目が覚め、熟睡できずに朝を迎えるという経験をする人も多いと思います。禁酒するとそのようなことはなくなりますので、睡眠の質がぐっと上がります。
肌がきれいになる
お酒はビタミンやミネラルを破壊します。また、肝臓など、内臓を疲弊させるので肌の再生や代謝機能が弱まるため老化が早いです。お酒を飲んでしばらく経つと、血液中のアルコール濃度を下げようと、体の水分が大量に使われます。肌が乾燥して毛穴が広がったり、角質が硬くなって皮脂が詰まりやすくなったりします。それが肌荒れの原因になるのです。特に気をつけたいのは、寝る前に飲むお酒です。新陳代謝が最も活発に行われるのは、睡眠中です。
癌の発症リスクを下げる
2007年WHO、世界保健機関の評価では、飲酒は口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。またアルコールそのものに発癌性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となるとも結論づけています。
私自身も毎晩飲み、お酒が趣味みたいなところがあります。ですからお酒をやめるのが苦痛なのですが、お酒がこんなにも健康を害しているようであれば、禁酒しなければという危機感を感じました。お酒に代わる趣味を見つけて、趣味に没頭できれば気が紛れて禁酒できそうな気がしてきました。
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