近代的な建物やポップな製品のデザインで有名なロン・アラッドは、イスラエル出身の工業デザイナー。ロン・アラッドのホームページの建築物や製品のページを開くと、彼らしい自由なデザインで、どれもこれも美しく、惚れ惚れします。
ロン・アラッドといえば最も有名なのはチェアーですが、彼がデザインした中型の新製品が話題となっています。
自然と一体化、アルマジロの形をしたティーキャノピー
キャノピーは、張り出し屋根を何枚かつなぎ合わせたテント状の天蓋ですが、ロン・アラッドはつなぎ目を隠すのではなく、わざと見せることでデザインの一部に、とアルマジロをこの製品のモデルに起用。
見た目に美しく、自然に溶け込む素晴らしいデザインのキャノピーに仕上がっています。風の谷のナウシカに登場する王蟲(オーム)のようで、ナウシカ好きの筆者にとってはキュンとさせられるデザインです。
ティーキャノピーは、「お茶を飲むためにリラックスするキャノピー」。なんとも優雅です。
スタンドアローン型なので設営も簡単
インドア、アウトドア、どちらでも使用可能で、設営も手軽にできるのだとか。アウトドア利用の場合は、念のためアンカーを使用することを推奨しています。
なめらかなイメージの油脂加工されたベニヤ板からPVDF(ポリフッ化ビニリデン)加工された頑強な材木素材まで、用途によってアルマジロのシェル部分の素材が選べるのも嬉しいですね。
日本では自宅の庭に・・・という訳にはなかなかいきませんが、今やスタートアップ企業などでは、従業員の憩いの場をオフィスに取り入れることが当たり前なので、オフィス内や敷地内にアルマジロキャノピーを設営するのも面白いかも。
日差しを避けるためのキャノピーとして使用するのはもちろんのこと、月夜にはシェルを一部取り外して、月見を楽しみながら月見酒・・・なんていうのも粋ですね。