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北アメリカ初!雨水100%利用のサーフパーク「NLand」

GIGAMEN / 2016年10月31日 9時45分

Wavegardenは、人工ウェーブを作り出すテクノロジーを導入したサーフパークを建設するため、スペインで2005年に設立されたプロジェクトです。一般客を対象にしたサーフリゾート「Surf Snowdonia」が2015年夏、北ウェールズでオープンしました。

そしてつい先日、北アメリカでは初めてとなる人工サーフパークの「NLand」がテキサスで開園し、話題を呼んでいます。

秒速4.5~7メートルのウェーブフォイルがサーフィンに適した波を生成

太陽光を利用して人口ウェーブを生み出すKelly Slater Wave Coと同じく、自然の力を利用して人口ウェーブを作り出すことに成功したWavegarden。同プロジェクトで採用されている人工ウェーブは、自身もサーファーであるDoug Coors氏が、なんと20年前から構想していたテクノロジーで、今年2016年に遂に彼の夢が実現されました。

ウェーブフォイルと呼ばれるウェッジ状の羽が、プールの端から端まで移動することで波ができるのですが、この羽が移動するスピードを調節することで様々な形やサイズの波を作り出します。

環境のことを考えたエコガーデンでもあるNLand

NLandのプール内の水はすべて雨水を利用したもので、池に貯められた雨水が海藻と魚によってバイオフィルタリングされ、貯水槽に移動された後、独自のフィルタリングシステムを用いて最終的な洗浄とフィルタリングが行われ、プールに適した水が用意されます。

園内に様々なリサイクルシステムが導入されているため、環境に優しいテーマパークとしても高評価を得ています。

NLandは、REEF、INSIDE、そしてBAYの3つのエリアで構成されています。REEFは、大型のハイパフォーマンスウェーブでプロサーファーも楽しめるエリアです。INSIDEは友達と一緒にサーフィンができるパーティーエリア、BAYは初心者向けのウェーブプールなので、初めてサーフィンをする人や練習中の人はこのエリアにGO!

園内のレストラン「BLUE PRAIRIE」では、地元でとれた新鮮な食材のみを利用したメニューが用意されています。バーガーとサンドイッチは、パン・バン、肉・パテ、野菜、ソースなどが数種類から選べるシステムになっています。他にもタパス、タコス、テリヤキステーキやロコモコなどがあり、毎日食べても飽きないようにと工夫されています。

Wavegardenは、世界各地にウェーブプールを展開していきたいと意気込んでいます。世界一海に遠い国と言われている内陸国ウズベキスタン出身のサーファーが、サーフィンの世界王者になる日はそう遠くはないかもしれません。

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