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時間を知らせてくれるのは、え、アレ?!世界一奇妙な時計「Lash Clock」

GIGAMEN / 2017年6月2日 10時30分

現代アートには、凡人が頭をひねっても分からないからと一周まわしてみたもののやっぱり分からないというものが多い。フランス人アーティストのBina Baitel氏がデザインしたのがこれぞまさしく現代アートといった壁時計。奇妙すぎてぞわぞわさせられるとの噂を耳にしたので早速見てみよう。

デジタルでもアナログでもない全く新しい時計の誕生

この時計にはデジタルディスプレイもなければ時計針もついていない。色で時間を知らせてくれる時計というのもあるらしいが、この時計はそんな手ぬるいもんじゃあない。

この時計、時間を知らせてくれるのはなんと「毛」、繊維質の毛束だ。

この製品はLash Clockと名付けられているが、Lashとはまつ毛を意味し、他にもしなやかな毛先などを表すときに用いられる言葉だ。時計の丸いフォルムにそって毛がわっさわさとついているのだが、この毛が秒針の役割を果たしていて毎秒動く仕掛けになっている。そして毛束がない部分を見れば何時何分かを知ることができる。例えば、10時方向に毛束がない大きな空間が、20分方向に同じく毛束がない小さな空間があれば現時刻は10時20分というわけだ。

アイディア自体は斬新でアートピースとしては成功なのだろう。しかし奇妙なのはその動きだ。Baitel氏によると、この優しい毛の動きで瞑想的なリラクセーション効果が生み出されるというのだが、リラクセーションどころか逆に(異様すぎて)鳥肌がたったという人の方が多いのではないだろうか。

Lash Clockは販売目的で制作されたものではないので戦慄が走る系のグッズコレクターでも買うことはできないが、4月30日までベルギーのグラン・オルニュ(美術館エリア)で現物をみることができるそうなので、怖いもの見たさでぞわぞわっとしてみたい人は足を運んでみてはいかがだろう。

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