岡山県西粟倉村、全国初自治体ICO検討
GIGAMEN / 2018年6月20日 18時30分
- もともとは林業が盛んな岡山県の西粟倉村、自治体によるICOを計画していると発表、これは全国でも初の試み。
- 「Nishi Awakura Coin(NAC/ナック)」発行、この仮想通貨はイーサリアムで購入ができる
- NACを経由で集まった資金を利用して、村でのローカルベンチャーの事業に補てん、村の復興に繋げていく
岡山県西粟倉村が発行する仮想通貨NAC、過疎化脱却を目指す
ICOとはそもそも何なのかというと、インターネットコインオファリング(Initial Coin Offering)の略称で、大まかな意味としては新しく独自の仮想通貨の発行、それを様々な人々に購入してもらうことで資金を集めることを指す。
それを岡山県西粟倉村で執り行うと6月13日に発表された。これは日本全国の自治体では初の取り組み。
西粟倉コイン(NAC)サイト:https://nishiawakura.org/
この百年の森林構想の中心的役割を担っている「西粟倉森の学校」が、ブロックチェーンの技術開発をする福岡県飯塚市の企業「chaintope」などと関わりがあったことから、「ICOを地方自治体でも実施できるのではないか」と村に提案。
この方法で、集めたETHを現金と交換し、村にあるローカルベンチャー企業や、この取り組みで「新たに事業を起こしたい」と村へ来る企業の新事業に資金を投入する。
SuicaやPASMOといったICカードと同様に、NACを西粟倉村で作られた家具などを購入できるシステムを設置。
また、NACから様々な人に村のことを認知してもらうことで、国外からの集客を狙う。
単純に事業のための資金繰りのためだけではなく、通貨を村内で有効利用できるように企てている。
この計画が軌道に乗れば、西粟倉村は経済的にも成長し、村の活性化につながるきっかけになることだろう。
また、自治体初のICOが成功するかどうかが他の過疎化した自治体でもICOを積極的に取り入れていくかどうかを占う試金石にもなる。
今後の動向をしっかりチェックしていきたいところである。
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