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ハッキングの兆候をスマホへ! ルーターに繋いで使う防火壁に注目

GIGAMEN / 2018年9月6日 10時30分

あなたと家族が暮らす家のネット空間はしっかり守られるでしょう。スマホなどと連携するハードウェア型ファイアウォール(防火壁)『ファイアウォーラ・ブルー(Firewalla Blue)』の大量生産を目指すプロジェクトが8月、米クラウドファンディングサイト「インディゴーゴー」で公開されました。

目に見えないネット空間のやり取り、スマホ上で丸裸に。

『ファイアウォーラ・ブルー』を使えるようにするには、まずコンセントとルーターに接続する必要があります。スマホなどに専用アプリをダウンロードし、ファイアウォール裏面のQRコードを読み取り、アプリを開くと、ネット空間を深くまで見通せるようになります。

具体的には、送受信したパケット量がグラフ化され、どのデバイスから何のアプリがいつ起動したか、どの国のドメインとパケットのやり取りがあったかがズラッと表示されます。一覧の中からあなたが危険と判断したドメインは手動でブロック可能です。

『ファイアウォーラ・ブルー』はクラウドベースの行動分析エンジンと連携し、悪意のある人によるホームネットワークへの侵入を検知する機能、過去に侵入したマルウェアなどを自動的にブロックする機能を備えています。誰かがコンピューターやセキュリティーカメラをハッキングし、あなたの個人情報を得ようとしていたら、スマホに通知が。ハッカーのIPアドレスもバッチリ分かります。

子供のスマホ使用時間を管理・制限することも可能。

子供がスマホやタブレットを長時間使うことに頭を悩ませている親にも『ファイアウォーラ・ブルー』は役立ちます。アプリ上で子供がどんなサイトにアクセスしているのかをチェックでき、いざという時はネットへのアクセスを遮断し、ゲームやSNSの閲覧を止めさせられます。家族で話す時間を作りたい時は「ソーシャルアワー」ボタンをONにし、家族のSNS閲覧を1時間禁止しましょう。

『ファイアウォーラ・ブルー』の大量生産を目指すプロジェクトは8月末現在、目標額の370%に相当する11万ドル(約1200万円)を調達しています。多くのユーザーに「家のネット空間に関するさまざまなリスクを考えれば、このファイアウォールは価値がある」と認められているようです。

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