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心温まる!ヘルシンキ空港で待機するタクシー運転手の良い思い出

GIGAMEN / 2019年4月19日 12時9分

いきなりですが、あなたはタクシーに乗ったら、運転手と積極的に話しますか。あなたが海外の空港に降り立ったとしましょう。空港から市街地までタクシーで移動する間、ドライバーに話しかければ、会話の中で有益な情報を得られるかもしれません。

会話が無くても構わないが、質問には真摯に返答。

フィンランドの空港運営会社フィナビアは3月、タクシー運転手と乗客のやり取りを紹介する記事を自社ウェブサイトで公開しました。ミッカ・ボルナネン(Miikka Vornanen)さんは15年前からヘルシンキ空港で待機しているタクシーの運転手をしています。空港から市街地までは約20分かかるので、運転手と乗客が会話する時間は十分あります。

ボルナネンさんに対し、外国人の乗客は美味しいフィンランド料理が食べられる店、サンタクロース村などで知られるラップランド地方で体験できること、国の教育システムなどを尋ねてくるとのこと。もちろん運転手と無理に会話する必要はありません。ボルナネンさんは「That’s fine」、つまり「構いません」と気にしていない様子です。

ボルナネンさんは質問に真摯に答えるとともに、ヘルシンキが安全できれいな街であることを強調しているとのことです。空の玄関口で待機しているタクシードライバーが感じの良い人なら嬉しいですし、現地に詳しい人からの情報は非常に参考になります。ボルナネンさんが「非公式の観光大使」と自分を表現したのは言い得て妙。

タクシードライバーにかかってきた一本の電話。

フィナビアのウェブサイトではボルナネンさんの嬉しかった経験も紹介されています。以前、タクシーを利用した人から電話がかかってきたことがあったそうです。領収書にはボルナネンさんの電話番号が記されています。一人の乗客はわざわざ番号に電話し、「楽しい会話をありがとう」と伝えてくれたとのこと。タクシー運転手ならではの心温まる話です。

フィンエアーは4月中旬現在、ヘルシンキから東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(セントレア)に直行便を飛ばしています。JALも成田=ヘルシンキ線を運航中です。ヘルシンキを含む日本と直行便で結ばれている海外の都市を訪れる機会があれば、タクシーで現地を移動している間、運転手に話しかけてみませんか。思わぬところで良い思い出が生まれるかもしれません。

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