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試作品は完成!数分で瓶・缶飲料を冷やせる装置に着目してみた

GIGAMEN / 2020年2月5日 12時30分

米国発、瓶・缶専用の冷却装置『Juno』の先行販売プロジェクトが今冬、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で成立しました。今回の記事では、電子レンジでチンする感覚でビールやワインを冷やせる製品の仕組み・特長とプロジェクトの課題を紹介します。

冷水の高速回転で容器を急速冷却する

『Juno』はキッチンのワークトップやテーブルの上に置いて使います。前部に冷却室があり、ここをあらかじめ冷水で満たす必要があります。冷却室に冷やしたい瓶・缶1本を入れ、スタートボタンを押せば、縦に細長い空間内で冷水が高速回転し、容器を急速冷却します。

瓶・缶の冷却にかかる時間はたった数分です。ビールや炭酸清涼飲料が入った350ml缶なら1~2分、白ワインが入った750ml瓶なら3~5分です。容器の冷え具合は前面を縦に走るLEDステータスバーで分かります。バーの色が赤から青へと変わったら、容器を取り出せます。

技術・設計検証試験をクリアできるか

『Juno』先行販売プロジェクトは1月下旬の時点で、目標金額を上回る23万ドル(約2500万円)を800人弱から調達しています。ビールやワインをサッと冷やせる装置の需要は大きいようです

ただプロジェクトが抱える課題は少なくありません。まだ試作品が完成した段階で、今後は技術と設計を検証する試験をクリアしなければなりません。ユニークな瓶・缶専用の冷却装置の発送時期は8月になっていますが、遅れる可能性は十分に考えられます。

 「エネルギー効率が悪い」という批判も

さらに『Juno』先行販売プロジェクトがYouTubeに投稿したPR動画のコメント欄に目を通すと、「エネルギー効率が信じられないほど悪い」といった批判的な意見が多く寄せられています。こうした声に適切に反論できるかどうかもプロジェクトの起案者には求められるでしょう。

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