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話し相手を不快にさせない!振動でだいたいの時間を知らせる時計

GIGAMEN / 2020年3月23日 12時30分

時計を頻繁に確認し、対面にいる人に不快な思いをさせた経験はありませんか。こっそりタップするだけでだいたいの時間が分かる時計『Prompt』の商品化を目指すプロジェクトが2月、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開されました。

振動1回は「0~15分」、4回は「45~60分」

『Prompt』は平べったくて丸い小石のような形をしています。市販の丸い目薬より一回り小さい、黒い時計の表面の大部分はくぼんだガラスレンズで、そこに数字や針は存在しません。裏面にコイン型リチウム電池CR2032を入れ、レンズをタップして正確な「分」を設定すれば、だいたいの時間が分かる時計を使えるようになります。

レンズをタップすると、時計が振動し、だいたい何分頃かを教えてくれます。振動1回は「0~15分」、2回は「15~30分」、3回は「30~45分」、4回は「45~60分」を意味します。例えば対面での打ち合わせを「10時30分」で切り上げたい場合、手のひらの中でレンズを押して2回震えたら、腕時計やスマホを見なくても、打ち合わせをまとめる頃合いだと分かります。

レンズ外周のLEDは正確な「分」を教えてくれる

『Prompt』はより正確な「分」を表示することも可能です。レンズを3秒以上押すと、その外周に5分刻みで並ぶLEDが強く光り、場合によっては0時から1時の方向の間に1分刻みで並ぶLEDも点滅します。例えば2時の方向にあるLEDが強く光れば「10分」、同時に3分の方向にあるLEDが点滅していれば「13分」です。

「何時何分何秒」のうち「何分」だけ分かる時計は、対面での打ち合わせ・雑談をさりげなく終わらせたい人、スマホやスマートウォッチを遠ざけて比較的短時間の作業に集中したい人の助けになるでしょう。スマホは本当に便利ですが、集中を阻害する要因にもなります。振動とLEDでだいたいの時間を知らせることに特化した時計はもちろんWi-FiにもBluetoothにも対応していません。

腕に巻くことも可能だが、付属品にバンドは含まれず

米国発の『Prompt』商品化プロジェクトは3月中旬時点で目標金額の9割に当たる2万7000ドル(約290万円)を調達しています。手のひらやポケットに収まる時計は腕に巻くことも可能ですが、付属品にバンドは含まれないのでご注意を。対面にいる人を不快にさせないように作られた時計に興味を持った人はプロジェクトページに是非アクセスしてみてください。

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