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新型コロナの迅速検査を空港で~エミレーツ航空の取り組みに着目

GIGAMEN / 2020年5月24日 12時0分

新型コロナウイルスが世界に蔓延する中、アラブ首長国連邦(UAE)から母国への帰国を希望している人に朗報です。エミレーツ航空は4月、ドバイ保健庁と協力し、新型コロナ感染予防のための迅速検査をドバイ国際空港で実施しました。

新型コロナの検査証明取得の手間が省ける

4月中旬、北アフリカのチュニジアに向かうエミレーツ航空便の乗客全員が、ドバイ国際空港ターミナル3のグループチェックインエリアで、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる血液検査を受けました。防護服を着用したドバイ保健庁職員による検査結果が出るまでの時間は10分以内。この迅速さには乗客もフライトを予定通り飛ばしたい航空会社も驚き、安心したことでしょう。

空港で乗客を対象とした新型コロナの迅速検査を実施したエアラインはエミレーツが初めてです。ドバイに本拠を置く航空会社は、到着国への入国時に新型コロナの検査証明書を必要とする人のために、検査能力を拡大する計画を立てています。同様の取り組みが他の航空会社にも広がっていけば、母国へ帰国したくても帰国できない人が減っていくはずです。

乗客はマスク着用などが義務付けられている

5月上旬現在、ドバイから一部の目的地へ片道限定の旅客便を飛ばしているエミレーツ航空は、新型コロナウイルスから乗客とスタッフの健康を守るために、空港でさまざまな取り組みを実施しています。乗客に「人と人との距離」を2メートル開けることを要請し、チェックインデスクに飛沫感染対策の保護仕切りを設置し、体温を確認できる熱感知カメラも導入しています。

エミレーツは乗客にもスタッフにも空港・機内でのマスク着用を義務付けています。フライトごとに入念な清掃と消毒が行われる機内には雑誌・その他印刷物は置かれず、機内食は以前よりも接触を減らした形で提供されています。また、客室に持ち込めるのはノートパソコン、ハンドバッグ、ブリーフケース、乳児用品に限られるようになりました。

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