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何と植物栽培が出来る!種入りの蓋付きアロマキャンドルに着目

GIGAMEN / 2020年5月21日 18時30分

「ろうそくの香りと灯りを楽しむこと」と「小さな植物を育てること」の両方に興味がある人は必読。シンガポール発、入れ物が鉢、蓋が野生の花の種になるアロマキャンドル『Pass It On 2.0』の先行販売プロジェクトが今春、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で成立しました。

香りは消滅の危機にある場所をイメージ

環境にやさしい大豆ワックスで作られた『Pass It On 2.0』の香りは、ベネチアやタージマハルなど、気候変動が原因で消滅の危機にある場所にヒントを得た全6種類が用意されています。香りの種類が記されている蓋は捨てないようにしてください。というのも、蓋は野生の花の種が注入された紙で出来ていて、その裏面には種の育て方がイラスト入りでプリントされているからです。

100グラムのアロマキャンドルが燃え尽きたら、植物を育ててみましょう。まず空っぽになったセメント製の入れ物(排水用の穴がない鉢)をきれいにし、付属品の土(水で膨らむ圧縮土)を入れます。野生の花の種を含んだ蓋を破いて鉢に入れ、その上に土を薄く被せます。毎日水を与えて土を程よく湿らせ、日光の下に置いていれば、2週間ほどでかわいらしい芽がいくつも出てきます。

1個売れるごとに10本の植林が行われる

『Pass It On 2.0』の先行販売プロジェクトは5月中旬現在、目標額の8000シンガポールドル(約61万円)の調達に成功しました。環境保護を強く意識するプロジェクトはアロマキャンドルが1個売れるごとに10本の木を植えるとのこと。「20年末までに25万本の植林を行い、CO2排出量の削減に直接的な影響を及ぼす」という目標にどこまで近づけるか注目です。

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