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頭の動きでセルフサービス端末を操作できる技術に大注目 豪州発

GIGAMEN / 2020年6月26日 12時30分

新型コロナウイルスが猛威を振るう今、不特定多数の人が使うタッチパネルを触りたくない人にとって興味深いニュースです。オーストラリアのエレニアム・オートメーション社が5月、頭の動きでセルフサービス端末を操作できる新技術をYouTubeで公開しました。

ウイルス・細菌が手指に付着することはない

頭の動きでセルフサービス端末を操作できる技術の仕組みは次の通りです。端末の画面に表示されるボタンを見つめると、画面上の矢印のカーソルが視線の先に移動します。そのまま視線を外さずにいると、タッチパネルのボタンを押した時と同様、次のメニューに進めます。画面に触れずに済むので、ウイルス・細菌が手指に付着することはありません。

エレニアム社は、セルフサービス端末を触れずに操作できる技術に加え、体温・心拍数・呼吸数の異常を非接触で検知できる技術の開発にも成功しています。両方の技術を端末に搭載すれば、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながら、ウイルスに感染している疑いがある人の早期発見が可能になります。

体を自由に動かせない人は端末の操作が楽に

頭の動きでセルフサービス端末を操作できる技術が普及すれば、新型コロナウイルス感染対策がより盤石になり、体を自由に動かせない人がホテル・レストラン・空港・会社・役所・病院などにある端末を利用しやすくなります。エレニアム社の技術が今後、世界中で使われることに期待したいところです。

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