孤独を和らげる看護師型ロボットの試作機完成 リアルな人工皮膚が特徴
GIGAMEN / 2021年10月2日 12時30分
世界中のユニークなデザインにスポットライトを当てるサイト「designboom」は今夏、高齢者や新型コロナの大流行で孤独に過ごすことを強いられている人々との交流用に開発された、看護師タイプのヒューマノイド(=人間に似たロボット)の試作機「グレイス」を取り上げました。
人間と目を合わせ、自然な会話をすることができる
香港で開発されたグレイスができることは、首下の赤外線カメラによる体温・反応測定、人工知能(AI)を活用した会話や簡単な診断、エクササイズの指導やトークセラピーなど多岐にわたります。ロイター通信によると、医療従事者の負担軽減を目指して開発され、自宅や療養施設などに配備されることを想定しているとみられます。
英語・標準中国語・広東語を話せるグレイスは、人間と目を合わせ、顔を認識し、言葉を理解し、自然な会話をすることができるので、人間の孤独な気持ちをある程度和らげられるかもしれません。特許取得済みの人工皮膚により、ロボットでありながら表情の豊かさも持ち合わせています。ロイター通信の動画を見る限り、筆者的には笑顔より困り顔の方が人間味を感じられます。
来年までに香港から日中韓などに輸出する計画も
グレイスの現在の生産コストは高級車の販売価格と変わりませんが、数万~数十万台規模の生産が始まれば、コストは下がっていくとのこと。開発元のHanson Robotics社は来年までに日中韓などに輸出する計画を立てています。故障などで余計な手間がかかる可能性もありますが、看護師型ロボットが医療従事者の負担を少しでも軽くすることを期待したいところです。
この記事に関連するニュース
-
ソニー、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発
マイナビニュース / 2024年5月9日 19時14分
-
同時通訳可能な国産AI開発、大阪万博で活用へ…機密性高い国際交渉でも使用想定
読売新聞 / 2024年5月8日 5時0分
-
国立がん研究センターとJmees AIによって大腸内視鏡検査前処置時の排便性状を判定するアプリ「ナースコープ」を開発・リリース
PR TIMES / 2024年5月7日 13時45分
-
医療現場で搬送アシストロボットが実用化されました!
PR TIMES / 2024年4月19日 18時45分
-
本日発売!『多職種の思考でとらえる臨床実践集』のご案内
PR TIMES / 2024年4月15日 14時45分
ランキング
-
1「私は安らかに息を引き取ったということ」 31歳医師TikToker、亡くなった当日投稿された“遺言動画”が人々の心打つ
ねとらぼ / 2024年5月10日 18時15分
-
2デルで情報漏えいか 海外では4900万件流出との報道も 【ユーザーに届いたメール全文掲載】
ITmedia NEWS / 2024年5月10日 13時3分
-
3今売れている「SIMフリースマートフォン」ランキング10選&おすすめ iPhone SEとモトローラの2万円で買える超コスパモデルが1位、2位に【2024年5月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年5月10日 6時10分
-
4野良猫VS飼い猫! 家に侵入された猫ちゃんの取った行動に「わろた」「コントかw」の声
ニコニコニュース / 2024年5月9日 11時45分
-
5日本に上陸したスマートウォッチ“Mibro”とは?2万円切りのアウトドアモデル「Mibro GS Pro」を使ってみた
&GP / 2024年5月9日 22時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください