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逆位置で換気を。室内の空気質を分かりやすく伝える小鳥型CO2モニター

GIGAMEN / 2022年5月9日 17時24分

デンマーク発、室内の空気質を分かりやすく伝えるカナリア型CO2モニター「Canairi」の先行販売プロジェクトが今春、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場し、3000人以上から支援を集めました。

正位置だと喘息や睡眠障害などのリスクが軽減

CO2センサーを搭載する「Canairi」の仕組みはシンプルです。CO2濃度が1000ppmを上回ると、カナリアが気を失ったように逆位置になります。これは室内の空気質悪化の兆しなので、窓を開けて換気する必要があります。CO2濃度が下がると、黄色の小鳥は正位置に戻ります。

黄色の小鳥が正位置を保っていれば、室内の空気質は正常ということになりますが、これはすなわち喘息・頭痛・疲労・睡眠障害のリスクが下がることを意味します。お洒落なインテリアにもなるCO2モニターに目を配り、定期的に換気を行えば、ちょっとした不調が回復するかもしれません。

専用アプリなし、スマホを確認するストレスもなし

今はあらゆるデータをスマホで確認できる時代ですが、極力スマホの画面を見たくない方もいるでしょう。そのような方に「Canairi」はおすすめです。ディスプレイも専用アプリも存在しないので、換気を促す通知に辟易することはありません。空気がきれいな部屋でストレスなく過ごせます。

バッテリーを内蔵し、フル充電1回で3カ月使えるカナリア型CO2モニターのプロジェクトは5月上旬時点で290万デンマーククローネ(約5330万円)以上を調達しました。室内の空気質への関心はプロジェクト実行者の予想以上だったようです。

プロジェクトは終わりましたが、今回の記事が私たちの健康に直結する空気を考えるきっかけになれば幸いです。

<参考元>Kickstarter

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