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炎も氷も苦にしないロボットは柔らかい! 米ハーバード大研究チームが開発

GIGAMEN / 2014年10月7日 17時30分

米ハーバード大学工学・応用科学科は9月中旬、ある動画をYouTubeで公開し、わたしたちのロボットに対するイメージを変えようとしています。

ロボットらしくない、柔らかい素材を用いた「ソフトロボット(Soft Robots)」は、四足歩行で這うように動きながら、炎や氷から見事な生還を果たし、耐久性を証明しました。

新型ソフトロボットを開発したのは、同大学工学・応用科学科とヴィース研究所の合同チーム。彼らは「ロボットは金属や硬くて曲がりにくい物質からなる」とする固定観念の打破に挑み、模型を造りにくい上に制御も難しいとされる、柔らかい物質のハンディを克服しました。

gigamen_soft_robots

ソフトロボットが福島第一原発で導入される未来。

従来のソフトロボットはA4ノートを下回る大きさにとどまっていましたが、今回は長さ50cm超の巨大化に成功。ロボットの背部(最大搭載量3.4kg)にはマイクロコンプレッサー(圧縮機)、制御装置、バッテリーといった、ロボットを動かすのに必要な装備を搭載しています。

今後、アンテザード(=ロープなし)のソフトロボットの研究がよりいっそう進めば、危険な環境で本格稼働する可能性が膨らみます。

実際、合同チームに参加している一人は、エイリアンのような不気味さを漂わせるロボットが、東京電力福島第一原子力発電所のような、人間の立ち入りが厳しく制限される環境に導入される可能性に言及しました。

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