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「豆乳を飲むと性欲がなくなる!」って噂は本当か

GIGAMEN / 2014年10月8日 7時0分

昔からネットでよく見かけるのが、「豆乳を飲んだら性欲が消えた!」なる噂。毎日のように豆乳を飲みまくっていたら、少しずつ性欲がわかなくなっていき、やがてアダルトサイトの画像にもまったく興味がなくなってしまった…。そんな体験談を見かけた方も少なくないでしょう。

その原因として考えられているのが、豆乳に多くふくまれるイソフラボン。これは女性ホルモンに近い構造をもった成分なので、とり過ぎると男性ホルモンの分泌が少なくなってしまい、その結果として性欲がなくなっちゃうという考え方のようです。

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果たして、この噂は真実なのか?

この問題を考える際に参考になるのが、マサチューセッツ総合病院が2013年に行った実験です。これは、女性ホルモンと性欲の関係について調べた研究で、300人の男性に対して、女性ホルモンの分泌量が減るクスリを打ったんですね。

すると、不思議なことに、女性ホルモンが減った男性は、性欲がなくなってしまったたうえに、お腹の回りの脂肪もつきやすくなっちゃったらしい。

さらに、男から女に性別を変えたトランスセクシャルの方々に女性ホルモンを補充したところ、今度は性欲が増える現象が確認されたんだとか。つまり、女性ホルモンが少ないと、男でも性欲が減って太りやすくなるようで、ネットの噂とは完全に逆なわけですね。

そんなわけで、「豆乳を飲むと性欲がなくなる!」との説は、完全に都市伝説だった模様。ただし、豆乳のイソフラボンは甲状腺にダメージを与える作用がありまして、1日に38mg以上をとると慢性疲労や肥満の原因になることも。

これは、およそ豆乳1パック(200ml)ぐらいの量なので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意ください。1日に納豆1パックぐらいを食べるのが、ほどよくイソフラボンの効果を得られていい感じです。

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