つばきファクトリー・新沼希空が卒業「“私がオバさんになっても” みなさんの心に居続けられますように！」

ハロー！プロジェクトのアイドルグループ「つばきファクトリー」が10日、春のコンサートツアーの大千秋楽公演を東京・日本武道館にて開催。グループリーダーの新沼希空が同公演をもって同グループ及び、ハロー！プロジェクトから卒業した。

【つばきファクトリー コンサートツアー 2024 春 「C'mon Everybody!J 新沼希空卒業スッペシャル~Ready Go! Now!~】と題した本公演は、5月3日からスタートしたコンサートツアー(日本武道館公演含む全4会場4日程7公演)の千秋楽。現地の会場の6800人の観客のほか、CSテレ朝チャンネル1にて生中継、全国47都道府県の映画館にてライブビューイングも実施された。ゲストには歴代メンバーの、山岸理子・小片リサ・岸本ゆめの・浅倉樹々も出演し、盛大に行われた。

新沼さんの「笑顔で始まって、笑顔で終わりたい」という想いが込められた今回のセトリは「最初と最後の曲はこれに決めていた」という2曲のほか、懐かしい曲から最新アルバムの収録曲までを詰め込んだ『新沼希空卒業スッペシャル メドレー』など、つばきファクトリーと自身のアイドル活動の人生を振り返るセトリとなっている。

メドレーのあとは、新メンバーの石井泉羽・村田結生・土居楓奏が3人で『うるわしのカメリア』を披露。加入以来、毎日練習を重ねてきた成果を堂々と観客にぶつけた。石井は「新沼希空さんのお陰で、こんなにも早く武道館に立てて嬉しい」と、感謝と喜びを笑顔で伝えた。

映像を挟んで後半戦は、『I Need You ~夜空の観覧車~』に続いて、歴代メンバーも登場し、『気高く咲き誇れ！』『初恋サンライズ』を披露し、ライブは最高潮を迎えた。やがて、ラストナンバー『My Darling～Do you love me?～』が。客席に「愛してる？」と呼びかけると、ファンの気持ちはよりひとつに結びつき、朗らかな笑顔が溢れていく。

アンコールで新沼さんがソロ楽曲に選んだ『私がオバさんになっても』は、つばきファクトリーとしてインディーズ盤でカバーしたこともある楽曲。「みんなで盛り上がりつつ、アイドルとしての私を忘れないで」という願いを込めつつ、笑顔で熱唱した。卒業ドレスは、自身のメンバーカラーであるスカイブルー。名前の“希空”に相応しく、客席も青一色のペンライトに染まった。

最後に「本当に今日は楽しかったです。当たり前のように毎日を過ごしてきましたけれど、明日からは皆さんからのコールとか、 ライトブルーのペンライトとか、もう見れないんだなって思うと、すごく寂しいんですけど、 今日、すっごく素敵な景色を見せてくれたので、これを目にたくさん焼きつけて、私はこれから頑張りたいなと思います」とニッコリ。さらに「「今日は私の卒業ライブでもありますけれど、つばきファクトリーにとって4度目の武道館公演という気持ちの方が強かったので、つばきにとって私は何ができるかなと、すごく考えました。何かを残すことできたかなと、すごく考えたんですけど、この気持ちが皆さんにちょっとでも伝わってればいいなと思います」とライブを締めくくった。