【デニム好きにおすすめ】|スタイリストが計画する「夏への上書き」リスト
GISELe / 2021年4月30日 17時0分
春から夏へのシフトが少しづつ始まるいま、お気に入りのデニムに合わせる新しいアイテムを検討する時期。スタイリストたちがピックアップしたのは「白」と「パンツ以外のデニム」。選ばれたアイテムとその理由をリサーチしました。
【1】デニムに合わせたい白
引き続きトレンドカラーの白は不可欠。「デニムと白」という鉄板の中でプロがいま目をつけているモノは?
▼ STUDIO NICHOLSON
濃厚なブラウンボタンで白を引き締め
「白は親しみやすさがキーワード。ドライな質感&パキッとしすぎないクリーミーカラーが最適。軽くはおるだけで、デニムのインディゴブルーが品行方正に整う」(高木さん) ジャケット 95,000円+税/スタジオ ニコルソン(キーロ)
▼ MAISON CHANTOISE
ケーブル編みもサイドスリットでキレ味よく
「サイドに入った深いスリットで厚手ニット+白の膨張感を解消。広いアームホールで肩まわりもかさばらないので重ね着にも最適」(出口さん) ケーブル白ニットベスト 19,000円+税/メゾン・シャントワーズ(ショールーム 233)
▼ agnes b.
スエットで白の緊張感を緩和
「ボタンをとめて1枚でトップスとしても活用したいカーディガン。クリーンな白と、気張って見えないカジュアルな素材感がマッチ」(高木さん) カーディガン 16,000円+税/アニエスベー プール アダム エ ロペ(アダム エ ロペ)
▼ andrea cardone
デニムのラフさを端整なレザーで整える
「ハリのある白レザーでも、ころんとしたかわいらしいフォルム。白い服はもちろんですが、白小物を合わせやすいのもデニムの魅力の1つ」(渡邉さん) ショルダーバッグ 12,700円+税/アンドレア カルドーネ(マドモアゼル ロペ)
▼ PIPPICHIC
辛口ルックに導くパイソン型押し
「パイソン柄でシンプルなフラットにエッジをひとさじ。斜めにカットされたスクエアトゥを、くるぶしが隠れる丈のデニムからちらりと見せるのもかわいい」(岩田さん) 白フラットシューズ 32,000円+税/PIPPICHIC(ベイジュ)
▼ Cabana
ボトムと合わせて着たいシャツワンピース
「丈に前後差をつけ、前がアシンメトリーになったフレアシルエットは、ボトムをのぞかせて着るのに最適。+デニムでほどよい甘さに落ち着く」(石関さん) ワンピース(3月発売予定) 39,000円+税/カバナ(アルアバイル)
【2】「パンツ以外」のデニムアイテム
パンツにとどまらず、あらゆるアイテムに採用されているデニム素材。その中でもスタイリストたちが注目するのは品のいいキレイめなアイテム。
▼ Ron Herman
デニムらしからぬやわらかな質感
「デニムなのにゆれ感があって動きが出るという意外性に惹かれました。キレイなシルエットを形成するだけではなく、脚さばきもいい、ストレスフリーなはき心地」(石関さん) デニムフレアスカート 29,000円+税/ロンハーマン
▼ RH Vintage
デニムジャケットもノーカラーで大人顔に
「デニムでもカジュアルに傾きすぎない白×ノーカラー。淡いトーンのコーディネートにもデニム地の厚みが加わることで、より簡単にバランスアップできます」(岩田さん) ジャケット 39,000円+税/RH ヴィンテージ(ロンハーマン)
▼ LAUTRE CHOSE
デニム地にメリハリをつける先端の白
「カジュアルにハマるぺたんこソール。深色デニムだからラフになりすぎず使いやすい。愛嬌のあるデニムのフリンジがアクセントに」(出口さん) デニムミュール 42,000円+税/ロートルショーズ(ティースクエア プレスルーム)
▼ styling/
ブルーのシャツのようにも使える
「ウエストまわりもカバーしてくれる、少しフレア気味のシルエット。タックが入っているので、すっきりとした見た目もキープできます」(石関さん) デニムノースリーブジャケット 27,000円+税/styling/(styling/ 新宿ルミネ1店)
▼ Lily Brown
インディゴブルーを格上げするデザイン
「クラシカルな台形、ゴールドパーツやベージュレザーでデニム地をクラスアップ。ストラップは取りはずし可能」(渡邉さん) デニムミニショルダーバッグ 9,000円+税/Lily Brown(Lily Brown ルミネエスト新宿店)
スタイリスト談・
デニムをよりよく見せる選び方と着方について
樋口さん:デニムを上手に着こなすためには自分の体型に合っているかというのが前提。「試着するときには必ず後ろ姿をチェック」して。正面からではわかりづらい腰まわりのフィット感など、鏡を見て確認するのが大切です。
渡邉さん:ヒップ部分とウエスト部分が自分の体にぴったり合うことは、オーダーメイドでもしないと難しいことも。なので私は、「ウエスト部分は気持ち大きいものを選び、ベルトをしてはくことが多い」です。ベルトはパンツのベルトループがたっぷりあまるくらいの細めのものだとカジュアルになりすぎず、スタイリッシュな雰囲気。アクセントにもなるのでオススメ。
岩田さん:ワイドシルエットやくるぶしにかかるくらいの「長め丈のデニムには、パンプスでも通常より甲の浅いもので肌感を意識すると」、足元のもたつきもなく、抜け感や女らしさも出てバランスよく見える。
出口さん:デニムを着る楽しみの1つは、やっぱり小物づかい。キレイに振り切っても、色や柄の遊びも、モードにも。ポインテッドトゥやメタルアクセサリーも、デニム以外だと強さが出てしまいがちですが、受け入れ幅の広いデニムならちょうどいい。
高木さん:デニムといえば、の赤もミニマムなバッグやパンプス、カチューシャのようなヘアアクセなど「小さく効かせれば」浮くこともなくすんなりなじむ。
石関さん:「女らしい要素を加算していくこと」がデニムの魅力を引き上げるポイント。ですがヒールを合わせたらそこに白ソックスをアレンジするなど、トータルで見て、キレイになりすぎないように仕上げるのが今、気分かなと思います。
STYLIST MEMBERS
Yasuko Ishizeki
創刊当初からGISELeにたずさわる敏腕スタイリスト。キレイめ×カジュアルなど異なるテイストをMIXした大人カジュアルが好評。
Keiko Watanabe
女性らしさと品のよさを両立させた、絶妙なさじ加減のコーディネートが人気。新鮮ながら、浮かない色&形のチョイスはピカイチ。
Kaori Higuchi
大人に似合う、力の抜けたカジュアルなスタイリングにファン多数。最近は「着心地のよさ」を重視した、シンプルなアイテムが気分。
Makiko Iwata
かわいさと個性を融合させた甘辛ルックに多くの支持が。試しやすい旬なアイテム選定やスタイルアップにつながる提案にも注目。
Chisato Takagi
メンズっぽいアイテムを合わせて女らしさを引き出す装いに定評あり。キャッチィな色づかいやハズしにもなるアイテム選びも得意。
Natsuko Deguchi
エッジィなストリート感をちりばめたカジュアルスタイルが定番。靴やバッグの企画を多く担当しキレイに導く小物づかいも熟知。
※GISELeでは5月号(3/27発売)より、掲載商品の価格表示を消費税込の総額表示に変更しております。変更以前に発売された号の内容に関しましては、税抜き価格での表記が残っている場合がございます。
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