レビュー動画の父、ジェットダイスケに聞け! 平成最後に、YouTubeを始めた13年前をふりかえって

GIZMODO / 2019年4月24日 19時0分

190404_jetdaisuke-0573 Photo: 三浦一紀

0から1になった瞬間をリアルに語っていただきました。

Google トレンドを見る限り、日本で「YouTuber」という言葉が使われ始めたのは2013年くらいなんだそう。2019年、その職業を説明するのはとっても簡単になりました。

YouTuberの凄さとは、テレビや映画とは違う方程式で作られた映像が若い世代に受け入れられ、一つの文化圏ができたこと。なかには冷たい目で見る方も居ますけど、青春をYouTuberに捧げる10代も少なからず居るわけで。

さて、この記事は、ギズモードが送るカメラ特集「僕らがカメラを欲しがるのは、インターネットのせいだ」のひとつですが、正直ちょっと強引だとすら思っています。カメラで自分の姿を撮影してネットに上げる点ではカメラがもたらした文化ですが、それ以上に、インターネットの流行を追うギズモードとして、Webの発展と生まれたこの平成のポップカルチャーをここに残しておきたいのです。

今から13年前の2006年、“日本で最初の動画レビュアー”として(UUUM公式サイトより)YouTubeに動画投稿を始めたジェットダイスケは、どのようにこの道を切り開いてきたのでしょうか?

ジェットダイスケとレビュー動画

190404_jetdaisuke-0555-1 Photo: 三浦一紀

日本における「レビュー」動画の生みの親であるジェットダイスケ。YouTubeに動画投稿を始めた2006年、その頃はYouTuberという言葉もまったくなかった。詳しい経歴はUUUM公式サイトよりどうぞ。

ギズモード(以下、ギズ):よろしくおねがいします。今日はがっつりインタビューじゃなくて、雑談しながら掻い摘んで記事をしていく感じでいきたいと思ってます。

ジェットダイスケ:はいはい。

ギズ:今のYouTuberの盛り上がりがあるなか、どのように成長してきたのかお伺いしたいと思っています。

ジェットダイスケ:なるほどね。

ギズ:ぜんぜんお酒も飲んでいただければ。

ジェットダイスケ:じゃあ、乾杯しましょう。

190404_jetdaisuke-0531 Photo: 三浦一紀 取材は横浜の居酒屋にて。飲みながら

ギズ:お疲れ様です。今朝CP+のセミナーを見て思ったんですが、ジェットさんはYouTuberという肩書きで紹介されるんですね(取材はCP+の登壇のあとに行なわれた)。

ジェットダイスケ:まぁわかりやすいからね。一時期まではビデオブロガーとか、Vロガーとか言ってたけど、最近はそれですっかり定着しちゃって。

「ガジェット」がもうつまらなくなった

190404_jetdaisuke-0525-1 Photo: 三浦一紀

ギズ:YouTuberと呼ばれつつ、ご自身としてはどこに軸足があると思っているんでしょうか?

ジェットダイスケ:なんだろう。カメラレビュワーになっちゃっているかな今。

ギズ:昔はシンセサイザーやPCからおもちゃまで扱っていましたね。カメラ以外のガジェットのレビューが少なくなったのは、なぜですか?

ジェットダイスケ:関心が薄れた…? なんて言うんだろう。ギズモードも読んでてそうだよね、カメラ以外はあんまり盛り上がっていない感じがする。もちろんiPhoneは別格だけど、ただくだらなくて面白いいわゆるガジェットが今はぜんぜんないから。

ギズ:ちょうど海外メディアで「ガジェットが死んだ/死んでない」論争があったのは、2016年くらいですね。

ジェットダイスケ:まぁちょうどそのくらいだな、僕がカメラ一辺倒になりつつあったのは。やっぱりガジェットがつまんないなぁと思ったんだよね。

190404_jetdaisuke_1 Image: The Verge The VergeがThe New York Timesに対して書いた「ガジェットは死んでいない」という記事

ジェットダイスケ:僕は96年に大学を出たんですよ。社会に出たときには、すでにWindows 95が普及していて、96年卒業の人はちょうどIT時代を迎えたときに就職した人たちの世代。当然、各家庭でインターネットが当たり前になりつつあって、ネットとコンピュータが普及し始めたのがその時期なんだよね。

その次の10年って、やっぱりブロードバンドですよね。帯域が速くなって、そこに投下できるコンテンツが増えた。動画なんかはもろにそうだよね。「ブロードバンドだから」っていう前提でみんなが考えたメディアが、動画とか音楽とか、でかい画像とか。

でも結果、世の中的に流行ったのはSNSなんだよね。コミュニケーションが頻繁に、自由にとれるようになったこと。それまでは常時接続できるISDN回線を持っている人以外は、たとえばテレ放題を使うだとかで夜中にしかコミュニケーションできないとか、そういう状況だったから。だから、それに伴ってモバイルガジェットなんかも楽しかった。PSPでWebブラウザが使えるとかね。

ギズ:通信の発展とレビュー動画っていうのが実は関わっているんですね。

YouTubeとガジェット

2000年代後半から2010年前半は、モバイル通信の成長によって外に持ち出すガジェットがとても盛り上がった。同時にYouTubeでも、ガジェットを紹介する「レビュー動画」が流行。ガジェットという1つのテーマのおかげで、クリエイターにとっては動画を作るきっかけとなり、視聴者にとっては動画を見るきっかけになった。これらのレビュー動画がYouTubeの文化を支えたといっても過言ではない。

ジェットダイスケ:ギズモード・ジャパンっていつからやってんだっけ?

ギズ:2006年ですね。

ジェットダイスケ:2006年かぁ。いろんなものが花開いた時代ですよね。Web 2.0に始まり。

ギズ:iPhoneがそうですね。

ジェットダイスケ:iPhoneはよかったね、あれは。でも最初でたときはどうかなとも思ったんだよね。2Gだったし、ガラケーはすでに、そこそこ良い動画撮れてたし、こんなの要るかな?って思っていたけど楽しかった。だからガジェットが面白くなくなったというより、スマホが面白くないよね今。

ギズ:折りたたみスマホとかピンとこないですよね。

ジェットダイスケ:こないこない、あれはないよ!(笑)。だから行き詰まったんだよね。

iPhoneでいうと、App StoreができたのがiPhone 3Gが出た2008年なんだけど、ちょうどその頃はNintendo DSでシンセサイザーが触れるソフト(『KORG DS-10』シリーズ)とか、YAMAHAさんが「テノリオン」っていう電子楽器を出してて。楽器系のガジェットとApp Storeが盛り上がったタイミングがちょうど一緒だったから、シンセサイザーの音楽アプリもいろいろ出てきたんだよね。だから、そういう意味でのガジェットはすごい好きで、よく動画で扱ってました。

ギズ:今日来る前に思い返したんですけど、秋葉原でやったオフ会『音ジェット☆』が2012年でした。あれがもう7年前って、すごいですよね。

ジェットダイスケ:7年前だね。音ジェットもそうだけど、あの頃は何かができるようになっていくのが面白かったんだよね。もちろんパソコンを使えば音楽なんて楽勝で作れる時代ではあったんだけど、そうじゃなくて、iPhoneだけ使ってやっちゃうとか。そういう時代に変わっていくのががすげぇ楽しかった。

ギズ:そういう流れをリアルに体感できるYouTubeは、見ていて楽しかったです。本当。

ジェットダイスケ:今は今でほら、若い人が楽しんでいるんだから(笑)。

音ジェット☆

2012年に開かれたリアルイベント。ジェットダイスケや瀬戸弘司などが主催し、90人が集まった。オフ会自体はその前からあったが、ガジェット系のYouTuberが一堂に会するオフ会はその頃めずらしく、レビュー動画が多く公開されていた当時のYouTubeで話題になった。当時流行していたKORGの「kaossilator」だけで組み立てるループミュージックを演奏したり、動画/音楽の著作権について議論したかなりエッジーなイベントだった。上の動画を見ると、今のYouTubeの空気感とは全く違うことがリアルに伝わると思う。

今とは違う「顔出し」の背景

190404_jetdaisuke-0564 Photo: 三浦一紀

ギズ:ジェットさんは、普段若いクリエイターの動画は見るんですか?

ジェットダイスケ:そんな見ないねぇ。ほら、あんまり若者向けの動画だと、自分には見る意味がないじゃない?

ギズ:そうですね。リサーチとして見る方はけっこう居ると思いますが。

ジェットダイスケ:それをリサーチしてさ、俺がやれるかって言ったらやれるわけないしさ。プロデュースして若い人にやらせることもできないし。結局、その時代に生きて体感していないから無理なんだよね。そういう意味では、俺とかの時代は確実に終わりつつあってさ(笑)。過ぎ去っていく感じはあるよね。

ギズ:でも今のYouTubeも昔のブログも、実はやっていることは意外と変わらないですよね? パーソナリティを出しましょうだとか。

ジェットダイスケ:そうだね。変わんないね。

ギズ:ブロガーから転じて、顔出しする瞬間ってどんな思いだったんですか?

ジェットダイスケ:まぁ顔出しっていうのはさ、結局、顔を出すこと自体がオリジナルコンテンツになって、自分の動画であることの証明にもなったんだよね。ネット上の著作権の扱いって、昔はもっとあやふやだったじゃない? そんなところに自分が作ったクリエイティブを置くのは不安だったから、顔を出しておくのが一番いい方法だった。

ギズ:抵抗はありましたか?

ジェットダイスケ:うん、すげーあったよ。すげーあったから、ジェットダイスケっていう名前なのよ。

ギズ:おー…。

ジェットダイスケ:だから次の世代からは、瀬戸弘司でいいの(笑)。

ギズ:わかりやすい(笑)。

ジェットダイスケ:で、YouTubeを始める前の話をすると、一瞬だけビデオポッドキャストが流行ってたんだよね。それこそ、いちるさん(ギズモード・ジャパンの初代編集長)が連絡してきて、僕もちょこっとだけやったんだよね。『なにわともあれ』っていうビデオポッドキャストなんだけど。

当時は「Rocketboom(ロケットブーム)」っていうチャンネルが海外で流行っていて、みんなそれをロールモデルにして作ってたんだよね。

「ビデオポッドキャスト」という動画文化

2005年、iPod/iTunesが対応したことをきっかけに、自作の音声データをダウンロードして手元のプレイヤーで聞くポッドキャストが流行っていた。ここに、映像の情報が加わったのが、ビデオポッドキャストだ。素人が顔出しをして動画コンテンツを配信する文化は、恐らくこれが初めてだろう。上の動画は、2006年からジェットダイスケさんが配信していた日本初のビデオポッドキャスト『なにわともあれ』。ニフティのPodcasting Juiceというサービスで配信されていた。

また、ビデオポッドキャストの元祖とも言えるのは、このRocketboom。2004年から活動しているアメリカのチャンネルで、ビデオポッドキャスト文化を引っ張った。当時ネットで顔を出すというのは、どんな気持ちだったのかはもはや想像がつかない。

ギズ:テキストのブログとYouTubeを同時にやられていましたが、気持ちとしてどちらかに切り替わった瞬間はありましたか?

ジェットダイスケ:切り替わった瞬間はなかったね。ただ、時代的に「今はテキストじゃなくなった」と思う瞬間はあった。もちろん自分のなかだけなんだけど。でも今はまたテキストをやりたい気はある。

ギズ:なぜですか?

ジェットダイスケ:やっぱりアーカイブだよね。これだけコンテンツが増えてくると、検索性の高いものが目につくし、知りたい情報にすぐアクセスしたい。あと見なくていいっていう(笑)。見るための時間がもったいないから。だから、やっぱり若年層には動画が受けるんだよね。若い人は、時間がいっぱいあるから。

「作品置き場」ではなくコミュニティ重視の場所へと辿った

190404_jetdaisuke-0606 Photo: 三浦一紀 話もどんどんアツく。ジェットさんも焼酎を飲み始めた

ギズ:話が戻るんですけど、もともと大学で映像を勉強されてて…。

ジェットダイスケ:お、すげぇ戻ったなそれ(笑)。

ギズ:で、のちのちIT企業に勤めつつも、またYouTuberとして動画制作に戻られたじゃないですか? そこで映像表現の道にいかなかったのはなぜですか?

ジェットダイスケ:うーん…映像表現ってなんなのかな?っていうのがひとつあって。ちょうど僕が大学を出るときにパソコンとインターネットが普及したから、僕と4歳違えば、大学に入学したときからパソコンが使えるわけ。たとえばPhotoshopを使うわけですよ。そういう年代の人のあたまの中には、アナログとデジタルの分別があるんだけど、俺らの頃はPhotoshopで筆を入れることは良いことなのか、悪いことなのか?っていう感覚なのね。

だから、今の映像表現ってのは俺はもうわかんないのよ。ジジイだから(笑)。若い頃はほとばしってたからそれはそれで良いんだけど。

ギズ:では、2014年に写真家としてやっていくと宣言されましたが、同時にYouTube(動画)をやっているのはどういうモチベーションなんでしょう?

ジェットダイスケ:動画はテキストに近いじゃない? 動画はコンテキストが含まれるものなんだけど、写真はそれがないから。

ジェットダイスケ:…あの、わからない人に写真を見せるほど嫌なことはなくて。夕焼けの写真が一番いいねつくわけよ。コンテキストがないから、わからない人にとって写真を見るというのはそういう感覚なんですよ。

たとえば、戦地に行って心を動かされた瞬間を写真に撮って、はいって今見せても、テキストなしにその感動が伝わるとは思わないのよ。写真一枚で正確にものごとを伝えられるかと言ったら、そんなことないのね。写真作品だけのドキュメンタリーだとしても補完する何かが必要なわけです。テキストなり、映像なり。

ギズ:写真はそういったコンテキストに付属するものだと。

190404_jetdaisuke-0533 Photo: 三浦一紀

ジェットダイスケ:何年か前に『怖い絵展』ってあったの。あれを企画した人がテレビで話していたのを見てたんだけど「日本では芸術の見方を教えない」と。怖い絵展は、なぜこの絵が怖いのか、背景を知っていれば見えるものがある作品展なんだけど、そういう芸術の見方もあるじゃない? だけど、僕らが義務教育で習ってきたことって「何か感じろ」とか、感じるものがなかったら「それは仕方ない」となってしまう。でも、それはありえないじゃん。まずは、それが書かれた背景とか、コンセプトとか、手法とか技法とか、誰の弟子とかが大事でさ。そういうのを一切やっていない芸術教育を疑問に思っているわけ。

ギズ:文脈で楽しむことが欠けているんですね。

ジェットダイスケ:で、それを踏まえて今のSNSがあるわけ。見る目がそもそも養われていないのに、いいねが付けちゃえるのよ。これがどうなのかなって。

ギズ:なるほど。そこに芸術を出す価値はない…?

ジェットダイスケ:まぁ、極論を言えばそうだよね。逆に、何も予備知識がない状態でたとえば原宿とかを歩いていて、「アッ」と思うような広告なんかは、SNSをスクロールするスピードにすごく似ている。そこで目を留めて心を動かす、そういうものはキャッチーという素晴らしさがまた別にあるからね。それは否定できない。

ギズ:わかりやすいものが受ける、というのはこのネットのテーマですよね。YouTubeがコミュニティーっぽくなったのもそういうのが影響していると思いますか?

ジェットダイスケ:うんうん、それはそう。

YouTubeを見る人が急に増えたわけ

190404_jetdaisuke-0595 Photo: 三浦一紀

ギズ:ジェットさんのなかでYouTubeのコンテンツがガラッと変わったなぁと思う瞬間ってありましたか?

ジェットダイスケ:一気には変わってないんじゃない?

ギズ:2012年頃まではチャンネル登録者数1,000人行くのでさえ難しかったじゃないですか? そこのしきい値が一気に上がったなと感じていて。

ジェットダイスケ:うんうん。なんか100万人のチャンネルがすごい多いよね(笑)。でもアイドル性というか、タレント性ってのはある。今の若いクリエイターたちは、盛り上げ方とかよくわかっているよね。あと急にYouTubeを見る人が増えたのはUUUMがすごい関わっているよ。

ギズ:具体的にどういうところですか?

ジェットダイスケ:UUUMを中心に、新しい文化圏が出来上がった瞬間が確実にあったと思う。クリエイター同士の横の繋がりとか、コラボとか。

YouTuberとUUUM(ウーム)

2013年設立のマルチチャンネルネットワーク企業(MCN)。複数のYouTubeチャンネルのマネジメン ト、サポートを行なう。クリエイターたちが動画投稿を続けていける環境を整備した点でのUUUMの功績は大きい。

ギズ:YouTuberは今や子どものなりたい職業ですもんね。………何か、YouTuberになりたい子どもたちに一言ありますか?(笑)。

ジェットダイスケ:(笑)。いや前だったら、そんなのやめとけって言ったんだけど、なりゃ良いじゃんって思う。最近聞いた話だと、地方に住んでいる高校生がゲーム実況のYouTubeチャンネルをやっていて、人気だったんだけど学校に言われて泣く泣く消したらしい。でも俺が学生のころ、富山県に住んでいた当時でもそんな感じなのよ(笑)。それが嫌で東京に出たりするんだけど。とにかく大人って変な人がいっぱい居るじゃない? そういう手から逃れる手段として、ツールは使ったほうがいい。

これからについて少しだけ

190404_jetdaisuke-0604 Photo: 三浦一紀 最近ライカブームが来ているジェットさんとライカの話で大盛り上がりしてしまった

ギズ:動画以外で、今一番面白いインターネットってどこですか?

ジェットダイスケ:インターネット!? もうWebをほとんど見ないね。TwitterとFacebookやっているくらいで、検索もあんまりしない…。でもネットに失望しているわけではない。それは昔ほど期待していないっていう意味でもあるんだけど(笑)。

ギズ:13年前に立ち返ってみて、YouTubeがこんなに盛り上がると思ってましたか?

ジェットダイスケ:思ってなかったからダメだったんだろうね。

ギズ:いやいや。でも、ジェットさんが通った道がブームになってますから。

ジェットダイスケ:だからさ、ビジネスのタイプって2通りあって、0から1ができる人と1から10ができる人のどっちかなんだよ。で、俺が絶対に面白いと思うのが0から1のほう。逆に東海オンエアみたいな立場は自分はできない。その才能とか器量があっても出来ても、俺2年持たないと思う(笑)。

だから今度は、YouTubeの次のプラットフォームがあり得るのかとか、そういうことを考えていきたいね。

ギズ:現時点では、どう思いますか?

ジェットダイスケ:既存の動画配信サイトや、サブスクリプションサービスの力関係を見ながら、その後に我々が何を求めているか、見極めていきたいね。

Source: UUUM, Google トレンド

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