7万円で死ぬまで楽しめる。全45巻セット『100年ドラえもん』買う?どうする?

GIZMODO / 2020年7月22日 20時0分

20200721gizmodo_doraemon_sub10 Image: 小学館

2020年最高の大人買いアイテム。

最近は「マンガは場所を取るので、Kindleなどの電子書籍で買うようにしています」なんて方は珍しくありませんし、僕自身もそのタイプです。

しかし、「こればっかりは手元に紙の本で置いておきたい…!」と電子書籍派たちをも悩ませている話題のアイテムが、『ドラえもん』全45巻の豪華愛蔵版セット『100年ドラえもん』です。

藤子・F・不二雄本人による決定版コミックスを、100年先の未来へ残すプロジェクト

結論から言えば、『100年ドラえもん』最大の魅力とは、タイムレスな名作『ドラえもん』を最高のかたちで体験できるという点だと思います。

そもそも『ドラえもん』は、『小学○年生』シリーズや『月刊コロコロコミック』など複数の雑誌で連載されていました。それら膨大なエピソードの中から、原作者である藤子・F・不二雄先生が自ら編集・加筆して作られたのが《てんとう虫コミックス『ドラえもん』》なんです。

つまり『ドラえもん』のエッセンスが凝縮された、決定版がこの通称“てんコミ版ドラえもん”なんです。

そして、藤子・F・不二雄先生が故人である以上、後に先にもこれ以上の“原作版『ドラえもん』”はあり得ません。それが多くの『ドラえもん』ファンの意見であり、小学館ドラえもんルームの徳山雅記編集長も「別格中の別格」「第46巻が出ることは決してない。決して作ることができない。1~45巻が特別なもの」と語っています。

しかし、それは内容の話。

子どものお小遣いでも手に取りやすいコミックスとして発売している以上、印刷や紙質、製本技術などには制限がありました。

『100年ドラえもん』では、そんな制約を取り払い、《てんとう虫コミックス『ドラえもん』》を最高の印刷と紙、製本技術でアップグレード。100年先まで読み続けられるセットとして企画されているのです。

モノとしての魅力が詰まった豪華な装丁

20200721gizmodo_doraemon_sub11 Image: 小学館

布クロス層に箔押しのハードカバー、湿気を防ぐ「天金」仕様など、豪華装丁の詳細はぜひオフィシャルサイトを見ていただきたいのですが、ギズ的な注目ポイントは“掲載原稿の扱い”。

というのも、収録される原稿はすベてオリジナル原稿からスキャンした最新データ。そんなリマスターされた原稿が、2020年現在最も黒いインクのひとつであるサタンブラックを使用し、てんとう虫コミックス通常版よりハイクオリティーな紙に、より高精細に印刷されるというのです。

もし従来の《てんとう虫コミックス『ドラえもん』》以上の“原作版『ドラえもん』”があるとしたら、それは藤子・F・不二雄先生の直筆原稿ではないでしょうか。この『100年ドラえもん』では、そんな直筆原稿が持つ繊細な表現がより高い次元で再現されているというのですから、興奮せずにいられません。

インクで紙に書かれた原稿を、インクで紙に印刷された本で楽しむ。こればっかりは電子書籍では再現不可能な体験でしょう。

予約タイムリミットは8月31日。不朽の名作『ドラえもん』を揃えるまたとない機会

20200721gizmodo_doraemonsub2 Image: 小学館

そしてこの『100年ドラえもん』、豪華特典も話題です。

厳選カラー画集『ドラ絵もん』、『ドラえもん』第0巻豪華装丁版、索引別巻『引くえもん』、メディコム・トイ製『ドラえもん&のび太』フィギュア、超大型タイムふろしきなど、ここでしか手に入らない特典の数々は、どれも資料的価値も高いレアアイテム。

20200721gizmodo_doraemon_main_1 Image: 小学館

こちらも詳細はオフィシャルサイトで確認してみてください。なかでも『引くえもん』は研究にも役立ちそうな充実ぶりですから。

しかし、『100年ドラえもん』製作陣のこだわりに最大限のリスペクトと感謝を送りつつも、やはり最も重要なのは『ドラえもん』という作品それ自体だと思います。

手塚治虫の流れを汲みながら、より高い次元に到達した研ぎ澄まされた作画。そしてエッセンシャルなキャラクターたちが繰り広げるエピソードの数々は、どの巻のどのページをめくっても優れた詩や俳句のように多角的。…と思いきや時に破壊的。

ディテールに目を向ければシュールレアリスティック&サイケデリック、場合によってはセックス&バイオレンス。あるいは背筋の凍るディストピアSFとしての側面も持った『ドラえもん』は、決して「夢のあるマンガ」なんて紋切りの説明では収まる作品ではありません。

これ以上に何度も読めるマンガはそうそうありません。そんな金字塔たるシリーズを最高のクオリティーで手に入れる機会が、今なんです。

『100年ドラえもん』は2020年12月1日ごろ数量限定生産で発売予定ですが、予約購入は8月31日締め切り。なお、発売日配送分は先着10,000セットまでで、それ以降は来年以降となる見込みとのことですので、ちょっと急いだほうがいいかも(予約状況については公式noteを確認しましょう)。

税抜き7万円という値段はインパクト大ですが、そろそろ決断の時が迫ってきています。

Source: 『100年ドラえもん』

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