開いてiPad Pro、畳んでiPad。世界初の画面折りたたみPC「ThinkPad X1 Fold」が絶妙サイズすぎる

GIZMODO / 2020年9月29日 11時0分

DSC02771_R Photo: 武者良太

キーボードも挟んで運べるときたもんだ。やるぅ。

世界初、でしょうか。レノボから折り畳める液晶画面をもったPC「ThinkPad X1 Fold」がデビューしました。今年のCESで発表されてはいましたが、ついについに、日本市場に登場です。発売予定日は10月13日!

スマホの世界でもまだまだ数少ないフォルダブルスタイルなデバイスを、モバイルPCの枠組みで実現したレノボさん、あっぱれすぎます。発売に先駆けてメディア向けの体験会が開催されましたので、バッチリ折りたたんできましたよ。

ミニモバイルフォームが可愛すぎる

DSC02751_R Photo: 武者良太

プレミアムなモバイルPCラインである、ThinkPad X1シリーズの一員としてデビューするThinkPad X1 Fold。スタンダードな事務仕事をスピーディに片付けるための基本性能を、今までにないスタイルのボディに組み込んでいます。

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キーポイントはなんといってもディスプレイ。開けば13.3インチの2048×1536ピクセル・アスペクト比4:3のディスプレイとなり。

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キーボードを置けば9.6インチのミニなモバイルPCにフォームチェンジ。うわあ...こえれは可愛い。10.4インチのThinkPad s30や、おもしろ変形っぷりにバタフライキーボードのThinkPad 701Cを思い出しますね...。

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おもしろいのがこの13.3インチの使い方。横位置にしてひろーく使う場合は、背面パネルをペラッとめくってスタンド代わりとします。膝の上での安定性は正直なところ✕。でも奥行きをそこまで必要としないので、飛行機や新幹線のテーブルの上なら問題なく置けるでしょうね。

縦画面でも使いやすい

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縦位置にする場合は、9.6インチのデュアルディスプレイ機としても使えます。2つのウィンドウをぴったり半分サイズにして表示できるモードスイッチャーを備えています。

この状態でもキーボードは使えるのだから、便利極まりない感じ。上の画面にはZoom、下の画面にG Suiteなどのブラウザ画面を表示して、オンラインで打ち合わせしながらチームで書類・資料を仕上げていくなんてワザもお手軽です。

むしろ、9.6インチのデュアルディスプレイ環境をうまく使えるかどうかで、ThinkPad X1 Foldの価値は大きく変わりそう。個人的にはすごく、アリ。

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タッチパネル、キーボードのほかに、スタイラスペンにも対応。この2画面プレイでまた、スタイラスペンが活きるのでは。資料みながらPDFや図版の間違いチェックとか、効率よく作業できそう。

キーボードの収納方法にワザアリ

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ThinkPad X1 Foldのおもしろ変形っぷりを支えているのが、実はキーボードです。さすがに液晶画面を紙のように、ぴっちりと隙間なく折り畳むことはできません。だからThinkPad X1 Foldだけを折りたたんでも隙間ができる。

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そこでキーボードを挟み込むことで、隙間をなくすというトリックを決めているのですよ。しかもキーボード側も充電できちゃう。

海外では本体のみの販売も行うようですが、日本ではキーボード&スタイラスペンつきになるとのこと。スマートに運用したいならキーボードが必須になるため、そのレノボの選択は納得ができますね。

折りたたみの精密ギミックは日本生まれ

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アクロバティックな変形を実現しているキーテクノロジーはヒンジ。

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コンパクトでありながら高い剛性をもたせるため、竹かごで使われている三軸織物や箱根のお土産で有名な寄木細工など、日本の伝統工芸技術インスパイアで生まれたもの。ゆえに、「ThinkPad X1 Foldは日本でしか作れない」とレノボさんはいいます。

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また剛性と振動吸収のバランスをとるために、パネルにピッチカーボンを使っているのもポイント。金属を含めてあらゆる素材を試したそうですが、結果的にピッチカーボンを採用したとのことです。

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質量は999gで、サイズは開いたときに約299x236x11.5mm、閉じたときは約158.2x236x27.8mm。個人的にキーボードを挟んで折りたたんでも、想像より軽く、薄い仕上がりなところにびっくりしました。

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バッテリー容量などとのバランスもありますが、冷却ファンもついている安定性重視で長時間駆動もみこしている立派なモバイルPCです。だというのに、マンガ単行本くらいの厚みに収まっています。

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「銅パネル1枚ぶんも、厚みが増えないように」「手で持ってもそこまで熱を感じさせないように」、3D積層パッケージCPU Lakefield世代のCore i5を採用。CPUのコア部とメモリ、I/O部分のパーツが積み重なった超小型SoCをヒートシンクパネルで挟み込み、薄さと冷却効率を両立。

そこまでやるのですか! と鳥肌が立ちますよこれは。

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お手軽に持ち運べるサイズなのに、大きなサイズのPCと同等の生産性を持つThinkPad X1 Fold。コイツで業務効率が上がるってオーナーさん。増えるとみた。いままでのモバイルPCを。2in1 PCを過去のものとするデバイスだもんコレ。

スペックなど

OS:Windows 10

CPU:Intel® Core™ Processor with Intel® Hybrid Technology

メモリ量:8GB

ストレージ:512GB SSD

ディスプレイ:折りたたみ式13.3型 QXGA(2048x1536)有機EL/タッチ対応(10点)

コネクタ:USB Type-C 3.1 Gen 1 ×2、ミニキーボードはmicro USBで充電

バッテリー:約11.7時間(JEITA2.0による測定値)

本体サイズ:展開時 約 299.4×236×11.5mm/折りたたみ時 約 158.2×236×27.8mm

質量:本体 約 973g/キーボード 約173g

発売日は10月13日、価格は36万3000円(税別)。後日、5G通信に対応したバージョンが登場します。

メモリが8GB以上増やせない、すなわちZoomなどのオンラインミーティングをしながら他のアプリを使うと重さを感じてくるあたりが気になるかもしれませんが、データや内容チェックが中心であれば問題ないでしょうね。

Source: レノボ

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