Fitbitのほぼ完成形。ストレスレベルが測れる「Fitbit Sense」を2週間使ってみた。

GIZMODO / 2020年10月24日 18時0分

D899B427-C726-495E-882F-1CB6AC23918A_1_105_c Photo: 中川真知子

満足度が高すぎる!

「Fitbit Versa 2」ユーザーの私は、発表された瞬間から「Fitbit Sense」に大きな期待を抱いていました。GPS搭載で、体温やストレスレベルが測れる。機能的には心電図だってとれる。かなり良さそうですよね。

今回、私は「Fitbit Sense」を試す機会に恵まれました。2週間ほどガッツリ使ってみたので、レビューをお届けしますね。

エレガントなスマウォ

さすがのプレミアムモデル、「Fitbit Sense」は高級感が出ました。高級感は、「Fitbit Versa 2」がデビューした時にも感じましたが、その「Versa 2」と比較しても格段に美しく、エレガントになったと思います。

これは何?:Fitbitのスマートウォッチ

いくら?:4万円前後

好きなところ:圧倒的な高級感とEDAスキャン

好きじゃないところアプリの立ち上がりが遅い、日本語がたまにおかしい

9EBB29F5-3E7D-4ACD-8C0E-DB81AE116E52_1_105_c Photo: 中川真知子

わかりやすい変化としては、スクリーンが丸みを帯び、厚みを増しました。ストレスレベルを計測できるメタルフレームの光沢にも安っぽさはなく、デフォルトでついてきたルナホワイトのベルトも、フィットネススマウォと思えないほど優美です。しかも、ベルトはボタンをワンプッシュで外せるようになったので、ファッションに合わせての衣替えが楽になりました。

そして、これは微々たる変化ですが、スクリーンがVersa 2よりも綺麗に、そしてクリアになりました。

「Versa 2」よりもベゼルが狭くなり、チープさが減りました。よく見ないとわからないレベルですが、美は細部に宿るのです。

EDAスキャンは控えめに言って最高

A539FEC4-0F22-4DF0-99D5-E9C33CD8D60B_1_105_c Photo: 中川真知子

「Sense」の目玉機能のひとつが、ストレスレベルを計るEDAスキャンです。アプリを起動して掌を「Sense」のデバイス周囲4方のメタル部分を触りながら最低2分じっとしていれば、ストレスに対する体の反応を追跡してくれます。

2分間じっとしながら呼吸を整えていると、おのずとリラックスしてきます。「Sense」を試している間、私は特にストレスを感じることはなかったらしく、データは比較的安定していましたが、締め切りに追われている時や、雑用が重なった時など、過度のストレスがかかれば結果は違ってきたと思います。

C46FAE45-FE77-481D-A1FC-31CEAFD1050E_1_105_c Photo: 中川真知子

「Fitbit」アプリの「マインドフルネス」タイルにあるガイドつきセッションを使えば、瞑想をすることが可能です。私は寝起きや就寝時にリラックスした状態でこのガイドつきセッションを使用しました。ASMR効果もあるのか、入眠時に使うと聞き終わる前に寝落ちしてしまうことも多々ありました。

今の時代に嬉しい体温計測機能

新型コロナウイルスにかかってしまったかどうかの判断基準のひとつに体温の上昇があると言われています。

「Fitbit Sense」は、睡眠中に手首から計測された温度の平均値を出し、その平均値からどれくらい変位しているのかを数値化することができるので、コロナをいち早く検知してくれるかも、と期待されています。

Untitledpresentation(2) Screenshot: 中川真知子

では、どんな風に表示されるのかというと、具体的に「35.9度」や「36度」といった風ではなく、平均を0とするなら、そこから+-どれくらい変化したかがグラフになります。これは具体的な温度で表現されるよりも見やすく、コンディションを把握しやすいと思いました。

もどってきた、コーチ機能が戻ってきた!

02F5CD86-B5C9-4284-A415-F38B716FDDA3_1_105_c Photo: 中川真知子

個人的にテンションが上がったのは、Fitbitのコーチ機能の復活です。

Versaには、画面上にコーチがエクササイズしている姿が映し出され、その後にタイムがカウントされるコーチ機能がついていましたが、「Versa 2」ではなくなっていたんですよね。

しかし、おうちタイムが増えてエクササイズの需要が高まったのか、「Fitbit Sense」ではコーチ機能がカムバック。スマホアプリ「Fitbit Coach」でもコーチ機能は使えますが、スマホを使わずとも手元でコーチの動きを確認できると、家事の合間にちょっと体を動かそうかという気持ちになります。

プレミアムメンバーはとてもオススメ

Fitbitには月額1100円(年額8900円)のプレミアムメンバーシップがあり、会員になると無料で得られるものより掘り下げたデータを見ることができるようになります。具体的には、「健康メトリックス」というタブから、呼吸数や心拍変動、皮膚温、安静時の心拍数が表示されるようになったり、睡眠ログのスコアが見られるようになります。

そのほか、ストレスレベルのスコア明細が見れるようになり、マインドフルネスの全てのセッションにアクセスできるようになります。

Untitledpresentation(1) Screenshot: 中川真知子

もちろん、プレミアムメンバーにならなくてもスマウォとしては十分機能しますが、プレミアムメンバーになると、自分のことをズバズバと言い当ててくれる、まるで「専属占い師」のようなサービスを受けられるのです。それまでなんとなく寝て、なんとなく動いていましたが、プレミアムメンバーのおかげで、「一つ一つの行動の意味」を考えられるようになった気がします。

ちなみに、プレミアムメンバーになったことがない人が「Sense」を購入すると、6ヶ月間無料で使うことができるのでお得です。

要改善な点

良いところばかり書いてきましたが、要改善な点もあります。

今回、インターフェースが大幅に変化したのですが、それに伴って操作感が変わり、アプリの立ち上がりが遅くなりました。特に「Today」アプリの反応が悪く、「Versa 2」と比較すると肌感で2秒ほど遅く感じます。

また、スワイプアップでウィジットを開きますが、詳細をみるためには各項目をタップして「Today」にアクセスする必要があります。「Versa 2」ではウィジットに表示されたデータを右にスワイプすれば詳細を見れたので、工程が増えたことに多少面倒くささを感じました。

それと、ウィジットの水のログ入力方式が簡略化されたのですが、+とーをタップしても数字が指示通りに動かない不具合があります。

そして、アプリの日本語に不安が見られることがありました。私は「Versa」も「Versa 2」も英語のみで使っていたのですが、「Sense」は専門的な英語を使った情報が多く、日本語の方がわかりやすいかと思って日本語に変更してみました。すると、日本語は直訳的な表現が多いのだなと感じましたが、中にはこんなものも…。

Untitledpresentation Screenshot: 中川真知子

これは皮膚体温のデータですが、日本語だと、体温が平均よりも低くなっている時は「ベースライン」ではなく「バースライン」と書いてあり、「at baseline」は「ベースラインで」、「above baseline」は「ベースラインについて」と誤訳されていました。

もちろん、こういったことはソフトのアップデートで修正されていくはずなので、大した問題ではありません。それに英語表記にすれば気になることでもないので、「Sense」のフィットネススマウォとしての価値を下げることでは全くないと思っています。

毎日が楽しく、これは「買い」。

0195ACEE-6B6F-4F5C-B5FA-D518D871769C_1_105_c Photo: 中川真知子

「Fitbit Sense」は3万6355円と決して安くないお値段です。しかも、日本ではECG(心電図計測)がまだ使えません。しかし、体のことを理解させてくれる上に、運動へのモチベーションをあげてくれて、カジュアルにも綺麗目にもコーディネートしやすく、365日つけていたくなるデザイン。健康と生活向上に特化したスマートウォッチとしては非の打ちどころがないのではないかと思います。

Apple Watchと比較すれば、やれないことは多々ありますし、意識を失ったとしても救急車は呼んでもらえません。でも、FitbitとApple Watchが目指している方向性が違うから、比べる方が野暮というもの。

うまく眠れていない、最近自分と向き合っていない、健康が気になる、エクササイズのモチベーションをあげたい…。そんな人は「買い」です。EDAスキャンがない「Versa 3」もありますが、私は自分と向き合う時間を持つきっかけを作ってくれるEDAとマインドフルネスが素晴らしいと思っているので、「Sense」をプッシュしたいです。

毎日を楽しく過ごしたかったら、「買い」なアイテムだと思いますよ。

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