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クリプシュ「T5 II True Wirelessスポーツイヤホン」レビュー:何にも勝る、音質の良さ!

GIZMODO / 2021年2月5日 12時0分

210202KlipschT5II Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

AirPods Proと比べても、抜群に良い音質!

Klipsch(クリプシュ)は、Zippoに着想を得た充電ケースが特徴のT5 True Wirelessからさらに進化したワイヤレスイヤホンを発表しました。新しい「T5 II True Wireless Sport」には、一体どんな特徴があるのでしょうか? 米Gizmodoのレビューによれば、音質の良さは「シンプルに、ファンタスティック!」とする一方で、不要な機能が気になったといいます。

Klipsch T5 II True Wirelessイヤホンには2種類あります。オリジナルのZippo風充電ケースのデザインを引き継いだ200ドル(約2万900円)のバージョンは、薄めのデザインでポケットに入れやすく、新しい暗灰色の仕上げが特徴。今回レビューするSportバージョンは、230ドル(2万4000円)。中身(ワイヤレスイヤホン自体)は同じですが、充電ケースに大きな違いがあります。

Klipsch T5 II True Wirelessスポーツイヤホン

210202KlipschT5II2 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

これは何?:Klipschの第二世代イヤホン。スポーツ用に設計されていて、乾燥剤を装備した充電ケースはワークアウト後に濡れていても充電ができる。

いくらなの?:230ドル(約2万4000円)

好きなところ:これまで試してきたイヤホンのなかでも余裕でトップクラスの音質。全体的に音質が改善されてT5 True Wirelessイヤホンから進化したのがわかる。

微妙なところ:機能性の高さを考慮しても充電ケースのサイズが大きい。230ドルという価格にもかかわらず、ノイズキャンセリングがない。付属のイヤーフィンがイヤホン本体から外れがち。

210202KlipschT5II2 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

前モデルと比べてどう?

数年前、オリジナルのZippo風ワイヤレスイヤホンをレビューすることになったときは、正直充電ケースだけが特徴の製品なのではないかという懸念がありましたが、実際に使ってみると(ちょっと耳から飛び出す大きさなのは気になったものの)しっかりした音質が好印象でした。しかし接続問題(片方のイヤホンだけ音楽が数秒止まるなど)が度々あったので、、日常使いするにはいたらなかったのを覚えています。新しいT5 II True Wirelessイヤホンは、どのように生まれ変わったのでしょうか?

210202KlipschT5II3 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US 新しいThe T5 II True Wirelessイヤホンは前モデルよりも小さめで、耳から飛び出さないサイズ感。 210202KlipschT5II4 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US Apple AirPods ProやJabra Elite Active 75tよりも若干大きめですが、サウンドの違いを考慮すれば文句なし。

ありとあらゆる点で改善を遂げた新しいT5 II True Wirelessイヤホン。他社ワイヤレスイヤホンと比べても、耳から突き出さない小さめなサイズで、同社のいう「各イヤホンのアンテナ設計を改善」も実感できるほど良くなっているのがわかります。今のところ、前モデルのように途中で止まることは起きていません。また、イヤホンにあった大きめのロゴも控えめになり、両側のクリックボタンも小さくなったため、耳から取り外す際に誤って押すことも少なくなるのでは、と思っています。

210202KlipschT5II5 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US イヤーチップのオプションが多すぎて困る…なんてことはないですよね。クリプシュのボックスには6種類のサイズが入っていました。

耳へのフィット感

クリプシュの新しいイヤホンチップは6種類のサイズ展開であるほか、Sportバージョンには形状記憶のComplyチップが含まれています。通常は3種類のサイズのシリコンイヤーフィンが含まれていることが多いですが、これですべての人の耳の大きさに対応しているとは言い難かったので、クリプシュが多サイズ用意しているのは評価できるポイントだと思っています。なかなか耳にフィットするシリコン製のイヤーチップがない、なんていう問題はなさそうです。

ただしSportバージョンに付属されている、交換可能なシリコンイヤーフィン(3セット)は、本来ならイヤホンを耳にしっかりと固定するために重要なのですが、実際に使っているとゆっくりと滑り落ちていく傾向があって結構イラ立ちました。

210202KlipschT5II6 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US Sportバージョンには、3種類のサイズのイヤーフィンが含まれています。これは運動中に便利ですが、イヤホンから外れてしまいがちなのが難点。

やっぱり音質が最高!

新しいT5II True Wireless Sportイヤホンに施された最大の改善点といえるのが、サウンド。これがもうシンプルに、素晴らしい。AppleのAirPods Pro、JabraのElite Active 75t、さらには(まもなくアップグレードが予定されている)SonyのWF-1000XM3など他社のワイヤレスイヤホンと比較してみましたが、それらと比べてもT5 II True Wireless Sportの音質の良さにはかなり驚かされました。これは本気で日常使いしたくなるレベルです。

アプリを使用すれば、EQの調整もできます。でもデフォルトの設定のままでも低音のパフォーマンス、高音の鮮明さには大満足です。Surf Mesaの『ily』の30秒前後でビートが下がるパートも、T5 II True Wireless Sportは、これまでテストしたオーバーザイヤーヘッドホンのなかでも抜群に良いサウンドで響かせてくれました。低音好きからすると、AirPods Pro、Elite Active 75T、ソニーのWF-1000XM3と比べても圧勝です。

最大の欠点

ただ、こうした競合と比べて唯一欠けているのが、アクティブノイズキャンセリング。この機能がない199ドル(Sportバージョン以外の場合)のワイヤレスイヤホンは、音質がどんなに素晴らしくても、最近の傾向からすると売れ行きが悪くなる可能性があります。

210202KlipschT5II7 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US T5 II True Wireless Sportの充電ケースは大きめ。ポケットに入れづらい…。 210202KlipschT5II8 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US 充電ケースには複雑なクランプメカニズムがあって、他社のマグネット開閉の方が使いやすいと感じる場合も。

あとケースがとにかく大きすぎるように感じます。磁気開閉の代わりに複雑なクランプメカニズムを採用し、縫い目の周りにゴム製のガスケットを付けることでケースの防水性が高められているんですが、いくらスポーツ志向とはいえこの機能がどれだけの人にウケるのかはわかりません。充電ケースをこれほどオーバーエンジニアリングする必要があったのか懐疑的です。

210202KlipschT5II9 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US ケースはワイヤレス充電が可能ですが、ワイヤあり充電の場合、USB-Cポートにアクセスするには、ケースを開いたままにしておく必要があります。

ケースは、ワイヤレスでの充電が可能。USB-Cで充電をするには、ポートが内側にあるため蓋を開けっ放しで充電する必要があります。

210202KlipschT5II10 Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US シリカゲルの乾燥剤によって、濡れたイヤホンを充電ケース内で乾かすことが可能に。

一方、この充電ケースのもっとも興味深い部分ともいえるのが、小さなシリカゲルの乾燥剤。ワークアウト後にイヤホンが汗などで濡れていても、ビーズがすべての水分を吸収してくれるそうです。これはこれで便利な場面もありそうだと思いつつ、この機能のおかげで充電ケースのサイズが大きくなってしまっていることを思い出すと、本当に必要なのかな…と考えてしまいます。

アスリート向けの機能を備えたワイヤレスイヤホンの価値は、間違いなくあるはずです。体を動かしている最中に、イヤホンが耳から外れないようにとイヤーチップやイヤーフィンが付属されているのも便利。ただし、Sportバージョンに含まれている充電ケースは少しやり過ぎ感があります。イヤホンが濡れていたら、タオルで拭いて乾かすほうが早くてキレイだと思うんです。

T5 II True Wirelessイヤホンは、アクティブノイズキャンセリングを必要としない人にとって良い相棒となるかもしれません。非Sportバージョンだと、30ドル節約できます。クセはありますが、充電ケースは比較的小さめで、ポケットに入れて持ち歩きやすいです。

クリプシュが充電ケースを通じてワイヤレスイヤホンを競合他社と差別化しようとしているのは興味深い動きですが、同社が次に出すモデルは「サウンドの素晴らしさ」を純粋に楽しめると良いなと思っています。

まとめ

・これまでに試したなかで音質がトップクラスのワイヤレスイヤホン。低音パフォーマンスは優秀で、高音も爽やか。一部のオーバーザイヤーヘッドホンよりも優れたバランスと強度を備えている。モバイルアプリで簡単なEQを使用すればサウンドの微調整も可能。

・耳のサイズに合わせてフィットしてくれる、6サイズのシリコンイヤーチップ付属。さらにSportバージョンにはComplyメモリーフォームチップ、3サイズのイヤーフィンがあり、装着時の安定性を強化。

・Zippo風の充電ケース(付属)のほうは薄く、ポケットに入れて持ち歩きやすい。

・スポーツ後の吸水に優れているとはいえ、Sportバージョン付属の防水充電ケースは大きくかさばりやすいのが難点。

・アクティブノイズキャンセリングなしで200ドルという価格はなかなか挑戦的。

・アンテナ設計の改善により、元のT5 TrueWirelessイヤホンで発生した切断の問題は解決されている。

・イヤホンのデザインは小さめで耳から突き出すことなく、Klipschのロゴのサイズも小さくなったので"歩く宣伝感"も控えめに。

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