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台風の生贄になりそうなフィリピン

Global News Asia / 2025年1月9日 10時0分

 フィリピンは今、熱帯性暴風雨に脆弱になっている。これは地球温暖化の気象変動によるものだ。ゆえに、これから多発する台風の危険性が増すと、WWA(世界気象分析グループ)が発表している。

 日本は現在冬の期間にはいり、秋までのような大型台風に襲われることはない。しかし、小さな台風のエリアには日本もいつの時期でも入っている。
そして「雪が降る」「寒い」という言う意味の冬がないフィリピンは、1年中台風に襲われる。11月には4つの台風に見舞われた。世界の気温が1.3度上昇して70%の発生確率が高まっているからだ。

 海水温の上昇における地球全体の降雨量と風速は、近年、その前の比ではない。「台風の発生や拡大の要素が2倍近くに増加」している。

 10月から11月まで6つの台風が上陸したフィリピン。数十万人が避難したものの、170人以上が命を落とした。毎月相当数台風が来ているのだから慣れているのではなく、台風の都度亡くさなくてもいい命が消えている。

 さらに倍2.6度気温が上がれば、40%以上の暴風雨の発生が予測できる。台風シーズンが長くなるとも、頻繁に発生するとも、その複合系もあるだろう。

 国際赤十字でも、往年はハザードカレンダーがあったが、今は1年を通して危険と、注意を促している。
人口が多いから多少減ってもではない。生まれたからには、より長い寿命を。

 そして、この自然災害の多発する国で貧しい生活をするより、他国に働きに行くことを、ニーズの高いフィリピン人は考えているのかもしれない。
【編集 : fa】

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