タイ南部の島で英国人男女のバッグパッカーが殺害される=地元住民が犯人検挙に懸賞金

Global News Asia / 2014年9月20日 11時30分

遺体発見の翌日に執り行なわれた2人の葬儀には旅行者や周辺住民ら多くが参列した。

 2014年9月15日、タイ南部タオ島のビーチで、英国人男女が半裸で発見された。2人は何者かに殺害されており、現在も犯人は見つかっていない。地元警察が犯人探しに躍起になっている中、島民自らが資金を出し合い、懸賞金を出すという。

 タイのメディアでは今、タイのリゾートにある小島で起こった惨劇とその犯人像についてで持ち切りだった。殺害された英国人は24歳の男性と23歳の女性。2人はカップルというわけではなく、島へは別々のグループで到着していた。

 事件発覚後、地元警察ではDNA検査を進めるとともに、島に住むミャンマー人労働者ら数人を拘束し、聴取を行なっていたが、DNAは一致しなかったことから釈放された。

 その後、一緒に島に来ていた英国人グループの友人らを、帰国しようとしていたバンコクの空港で足止めし、DNA検査を行なうも結果は不一致だった。

 2人の家族が本国からタイに到着後も、様々な犯人像が浮かんでは来ている。こうした事態に、プラユット首相も被害者とその遺族に対して、哀悼の意を示すとともに、事件の早期解決に向けて全力で支援すると、異例とも言える声明を発表した。

 この声明の背景には、ただでさえ軍事政権で落ち込んでいるタイの観光立国としてのイメージダウンを避けたいという事情もある。また被害者が英国人であることも大きな要因だ。

 タオ島の住民らは、犯人検挙につながる情報提供に対して、住民それぞれが持ち寄って5万バーツ(約15万円)の懸賞金を出すことになった。地元警察も犯人の慰留物の捜査範囲を広げるなど、犯人検挙に全力をあげるとしている。

 タオ島は、サムイ島とパンガン島の北、対岸のチュンポンの東に位置している。隣接するナンユアン島は3つの小島同士が白い砂浜でつながる不思議なビーチもあり、かつてはバックパッカーの隠れ家的な島として有名だった。

 しかし、近年はリゾート化も進み、客層も広がっていた。タオ島へは対岸のチュンポンか、スラータニーからサムイ、パンガン両島を経て船で渡るしかない。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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