フィリピンのエアコン洗浄、一体型(Carrier・WCARK008E)、1年使用で深刻な汚染

　2025年1月、フィリピンでは、一体型のエアコンが主流となっている。これは日本のセパレートタイプとは異なり、汚れが入りやすい構造。室内側のフィルター清掃を小まめに行っても、屋外側からの埃や雨風により、エアコン全体が汚染されやすく、カビの温床になる。Carrier 0.75馬力WCARK008EEには、利用者が清掃できる室内フィルターが省略されており、分解清掃時に見る内部フィルターは多くの埃で詰まっていた。

　このような状況を考えると、最低でも年に2回は専門業者に依頼してエアコンの洗浄を行うことが必須なのだが、前回のクリーニングから約1年が過ぎてしまった。長期間洗浄を怠っていたため、プラスチックのフィンや発泡スチロールの部材からは汚れを完全に除去できなかった。ミンダナオ島ダバオ市(Aircon Cleaning Service Davao - AirGo -)では、1台あたり450ペソ+チップ50ペソでこのサービスを受けることができる。

　業者は洗剤は持参しておらず、家庭用洗濯洗剤を使用する。

　エアコンの汚染を放置すると、室内にもカビ菌が蔓延し、それが呼吸器疾患やアレルギーの引き金となる可能性がある。したがって、エアコンの洗浄は、健康を守るためにも重要な作業と言える。

　エアコンの洗浄は、ただ単にエアコンの性能を維持するだけでなく、自分自身の健康を守るための重要な手段。フィリピンの気候を考えると、エアコンは一年中稼働させる。そのため、定期的な洗浄は必須だ。
【編集 : Eula Casinillo】