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フィリピンの車検制度についてーミンダナオ島オサミス発信

Global News Asia / 2025年2月6日 9時0分

 2025年1月23日、LTO(Land Transportation Office・陸運局)で車の再登録手続きを行いました。

 フィリピンには日本のような車検制度はありません。アメリカに近い制度で車やモーターバイクの保安については完全に自己責任です。テールライトやウインカー、ヘッドライト等が故障したままの車が沢山走っているため私は夜の運転はしないようにしています。また日本では考えられないようなボロボロの車も走っています。大型トラックや大型バスが道の真ん中で故障して動けなくなり、数日かけて修理していることもあります。

 そんな緩々なフィリピンですが、LTOによる車の登録には厳しいです。

 再登録には、まずエミッションテストセンターで排ガス試験を受ける必要が有ります。試験費用は580ペソ(約1540円)でした。また日本で言うところの自賠責保険を継続加入する必要があり、私のピックアップトラックの保険料は1,350ペソ(約3577円)でした。保険の補償範囲は対人のみで保証金額は200,000ペソ(約530,000円)のみです。その他の保険については任意保険に加入する必要が有り19500ペソ(約71,170円)が必要で、ほとんどの車やバイク(2輪車)は無保険で走っているのが現実です。

 エミッションテストと保険継続手続きの後、LTOでの再登録手続きを1月23日に行いました。ドキュメントが出来るのが翌日1月24日という事で再びLTOを訪問しました。再登録のための2,050ペソ(約5,433円)を支払いました。担当者が親切に対応してくれたので、賄賂を求められることもなく登録票は10分程度で受け取れました。

 今までは家族に依頼してLTOの再登録をやってもらっていましたが、今回のエミッションテストと再登録すべて自分で手続きを終わらせることができました。ちなみに登録が1週間遅れると200ペソ(約730円)、1か月遅れると1000ペソ(約3650円)のペナルティーが科せられます。

費用は
エミッションテスト予約費 50ペソ(約132円)、
エミッションテスト 580ペソ(約1,537円)、
保険継続加入(日本の自賠責) 1350ペソ(約3,570円)、
LTOの登録費用 2050ペソ(約5,433円)、
合計 4,030ペソ(約10,680円)

 任意保険に加入する場合一例ですが、19,000ペソ(約51,700円)程度で加入できますが、加入率は低いです。

【執筆 : オサミス市在住16年目・上野浩一】

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