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カゴメ、マレーシアで合弁会社を設立=資本金約6400万円

Global News Asia / 2014年9月25日 12時45分

カゴメはマレーシアの調味料製造販売会社と合弁会社を設立する。

 2014年9月22日、カゴメはマレーシアの調味料製造販売会社であるロンソン・フード・プロダクツ株式会社(以下、ロンソン)と三井物産との合弁で、業務用ユーザー向けにトマト調味料の生産・販売を行なうカゴメ・ロンソン株式会社設立に合意した、と発表した。

 新会社は、資本金200万リンギット(約6400万円)で、カゴメと三井物産の出資会社(カゴメが66.7%、三井物産が33.3%出資)が65%、ロンソンが35%出資する。マレーシアのセランゴール工業団地内に2014年10月に設立する予定。

 2016年には約7億円を投じて現地工場を設立、トマトソースなどの業務用商品を、アセアン諸国の大手外食チェーン向けに販売し、2017年に売り上げ高6億円を目指す。

 世界のイスラム教人口は約18億人と言われ、アセアン地域においては、総人口6億人のうち約47%、2億8000万人のイスラム教徒が存在し、食品市場におけるハラル認証は必須である。

 カゴメ・グループは、アメリカとヨーロッパの子会社において、一部商品に対するハラル認証を取得済みだが、今回、国を挙げて認証制度に取り組んでいるマレーシアに新会社を設立することで、ハラル対応を強化する。

 共同出資する現地法人のロンソンは、マレーシア国内にて、チリソース、マヨネーズなどを製造販売、約4億円の売り上げ高がある。

 ロンソン社の工場は、マレーシア国内のハラル認証済み施設が集結するハラル工業団地内にあり、同社と連携を図り、ハラル認証に関するノウハウを活用することで、認証取得を進める。
【編集 : YK】

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