日本マニュファクチャリング・サービス、タイに現地法人を設立

アジアで業務展開する日本マニュファクチャリング・サービスはこれまで中国とベトナムに進出している。今回のタイが3か国目。

　2014年9月26日、日本・中国・アセアン諸国で人材サービスとモノづくりサービスを提供している日本マニュファクチャリング・サービス(以下、nms)はタイに現地法人を設立、人材派遣を開始すると発表した。

　多くの日系企業がタイ王国に進出しているが、失業率そのものが1％未満と低いこと、人件費の高騰などにより、労働者不足が深刻化している。そのため、周辺国のラオス、ミャンマー、カンボジアからの労働者も活用しているのが現状だ。

　そこで、nmsはタイに現地法人を設立、最初にカンボジアの人材エージェントと連携、製造業向けにタイ人とカンボジア人の派遣を開始することにした。

　新会社nms(タイランド)株式会社は資本金400万バーツ(約1200万円)で、nms49％、Asia Business Advisory48％の出資比率で、2014年9月12日に設立した。オフィスは東部チョンブリ県シーラチャー地区にあるハーバー・オフィスの6階。

　単なる人材派遣ではなく、マナー教育、モノづくりに必要な基礎教育まで行ない、派遣先企業における人材教育の負担を軽減するとともに、労務管理サービスも提供することで定着率の向上を目指す。将来的には、ラオス人、ミャンマー人の派遣も検討している。
【編集 : YK】