タイ在住の日本人社会だけで通用する言葉「ファラン」
Global News Asia / 2014年10月3日 9時57分
2014年10月1日、友人が「ファラン」の女に逆ナンをされたという話をしてきた。
「ファラン」というのは欧米人という意味のタイ語である。が、タイ在住の日本人社会の間にすっかり浸透しており、日本人同士の会話でも当たり前のように用いられる。タイにいる日本人が在住者か旅行者かはこの言葉の意味を知っているかどうかでほとんど区別がつくといっても過言ではない。
しかし、筆者はこのファランという言葉を使うのが大嫌いである。日本語には「欧米人」という欧米人を意味する言葉がきちんとあるにも関わらず、わざわざタイ語でファランという意味がまったくわからないのだ。
その友人が「で、そのファランの女がさ……」と言ってきたときも、筆者は「うん、その欧米人の女がどうしたの?」と、わざわざ訂正して返した。
ちなみに、今から10年以上前にイタリア料理のことを「イタめし」というのが流行っていた時期があるが、そのときも筆者は頑なにイタリア料理のことを「イタリア料理」と言い続けていた。筆者は安易にまわりの空気に流されるバカ連中とはわけが違うのである。
そもそもなんだよ、イタめしって。筆者はずっと「炒めた飯(要するに炒飯)」のことだと勘違いしてしまっていたのだ。ということを友人に話したところ、その友人は「俺は板前の飯のことだと思ってた」と言う。
わかりづらいんだよ!
話を戻すが、バンコクの日本人社会の間だけで使われている言葉はもうひとつある。お手伝いさんという意味の「アヤさん」という言葉である。
これはファランと違って、タイ語から来ているわけではなく、その発祥はまったくの不明。「アヤさん」と言っている日本人に「なんでお手伝いさんのことをアヤさんというの?」と訊いても、「まわりの日本人がみんなそういってるから」という答えが返ってくるだけである。
【取材/撮影 : 小林ていじ】
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