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【タイ】アパートの家賃を滞納したらどうなる?

Global News Asia / 2014年10月5日 14時30分

筆者が住んでいる家賃5000バーツ(約1万5000円)のアパートのベランダから見える夕景はきれいだ。

 2014年10月4日、筆者の住んでいるアパートの契約書をよく確認すると、「家賃の支払いが遅れた場合、1日ごとに100バーツ(約300円)の延滞金が加算される」と書かれていた。

 家賃は滞納するほうが悪いので延滞金をとるのはわかる。しかし、家賃5000バーツ(約1万5000円)のアパートで延滞金が1日100バーツというのはあまりにも高すぎやしないか。

 そもそもお金を用意できないから家賃を滞納してしまうのであって、そこに1日100バーツもの延滞金まで加算されたら払うことはさらに困難になり、最終的には夜逃げをするしかなくなってくるではないか。

 タイ人はお金のことになると日本人以上にシビアである。タイにも街金はあるのだが、その取り立ては鬼のように厳しく、それから逃れるために窃盗などの罪を犯してわざと刑務所に入る者もいるという。

 街金だけではない。大手の金融会社でも、返済が滞ると「月夜の晩だけと思うなよ」といった脅迫まがいの電話をかけてくると聞いたことがある。

 タイ人が好んでよく使う言葉に「マイペンライ」というのがある。「大丈夫」「気にするな」という感じの意味だが、この言葉はお金のことになると途端に通用しなくなる。

 筆者がアパートの家賃を期日までに払うことができず、大家の肩をポンと叩いて「マイペンライ」と言ったところで、1日ごとに100バーツの延滞金は着実に加算されていくのである。
【取材/撮影 : 小林ていじ】

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