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タイで人気のギャグ漫画「ヌーヒン」=東北方言を勉強するのに最適

Global News Asia / 2014年10月6日 8時45分

タイで人気のギャグ漫画「ヌーヒン」。タイトルの意味はタイ語の辞書にも載っていない。

 2014年10月4日、タイで人気の「ヌーヒン」というギャグ漫画を読んだ。タイ語の辞書にも載っていない言葉があったので、タイ人の知人に訊いてみたのだが、その知人もわからないと首を傾げた。

 この作品はイサーン(タイの東北地方)からバンコクに上京して家政婦を営むヌーヒンという少女が主人公。出身がイサーンなだけに彼女の話す言葉のほとんどはイサーンの方言である。そのため、タイ語の標準語を勉強するのにはあまり向いていないかもしれないが、イサーンの方言を勉強するのにはこれ以上とない教材なのである。

 筆者の経験からいうと、タイ人の女の子(特にイサーン出身)にイサーンの方言を話すと、非常に受ける。タイ語の標準語で「美味しい」は「アロイ」というのだが、これをイサーンの方言で「セーブ」と言うだけでも爆笑である。

 さらに「カオプラビハーン遺跡っていいよねー」とか「俺はソムタム(パパイヤのサラダ)には絶対にプラー(発酵させた小魚)を入れるタイプだよ」とか言っておけば、イサーン出身の女の子ならば確実に落とせるといっても過言ではない。

「ヌーヒン」はコンビニなどで簡単に手に入れることができる。2006年には「ヌーヒン・ザ・ムービー」というタイトルで映画化もされている。

【取材/撮影 : 小林ていじ】

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