山九、タイでWAX製造設備の建設工事・構内操業・物流・保全業務を一括受注

タイのヘマラート・イースタンシーボード工業団地にて行なわれた定礎式典。

　2014年10月1日、山九は、日本精ろうのタイにおける現地法人ニッポン・セイロウ(タイランド)株式会社から、タイヤ老化防止用WAX製造設備の建設工事および、その後の構内操業、物流業務を受注したと発表した。

　今回は、タイのレムチャバン港から東約40キロにあるヘマラート・イースタンシーボード工業団地にて年間2万トンのタイヤ老化防止用WAX製造設備建設の受注で、工場建屋と事務所棟の設計・施工、機器・配管設計、制作、据付・配管工事を担う。日本およびタイにおける長年の業務実績が今回の受注につながった。

　工期は、2014年8月から2015年7月までの12か月で、工場完成後には24時間体制での構内操業(充填・包装作業)、構外物流(製品運搬、倉庫保管、出荷作業など)、輸出作業も行なう。工場完成後の構内要員数は約50名を予定。

　今回の受注は、プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーション・サポートの3事業が有機的に結びついた、山九グループのユニークなビジネスモデルが実現できた事例となる。工場の設計・建設段階から関わることで工場内を熟知できるため、その後の物流および構内操業において、質の高いサービスを効率良く提供可能となる。

【編集 : YK】