丸紅、ミャンマー電力省と共同で発電事業=覚書を締結
Global News Asia / 2014年10月14日 12時6分
2014年10月10日、丸紅は、環境負荷が低いエネルギー効率の高い発電技術を前提とした石炭火力発電事業の検討を始めることで、ミャンマー電力省と合意し、本事業の開発にかかわる覚書を締結したと発表した。
本件は、ミャンマー南部のタニンタリー管区メイ地区に、最先端の技術を採用した環境負荷の低い石炭火力発電所(1800~2000MW)を建設、タイ中部バンサパン地区まで送電線を敷設し、ミャンマー国内および隣国のタイに向けて安定的な電力供給を行なう計画である。
丸紅は、タイのグローバル・パワー・シナジー社(PTT社グループの発電事業子会社)、EGATインターナショナル社(タイ発電公社の子会社)などとコンソーシアムを組成の上、事業性の検討を行なう。
ミャンマーは昨今の経済成長にともない電力需要が急増しており、新たな電源開発による安定的な電力供給が緊急の課題となっている。
丸紅は、大型発電事業分野への参入を通じて、ミャンマーの電力安定供給に貢献する。また、石炭火力発電に環境負荷が低くエネルギー効率の高い超々臨界圧技術などの導入を検討し、環境負荷の少ない発電事業の実現を目指す。
隣国のタイにおいても、継続的な経済成長により今後も電力需要の増加が予想されている。丸紅は、全世界で展開する電力事業の知見・経験を活かして検討を進め、ミャンマーおよびタイにおける電力の安定供給を通じて、両国の発展に寄与する考えだ。
【編集 : YK】
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