【タイ】日本人男性が行方不明=容疑者の女性は保釈

家族はタイのメディアに対して、男性の顔写真を公開。広く情報を集めている。(写真は、タイテレビ局の映像から。)

　2014年10月17日、タイの各メディアが報じたところによると、バンコク都内に住む79歳の日本人男性が9月末から行方がわからなくなっているという。

　行方がわからなくなっているのは、バンコクの語学学校で日本語を教えているシマトヨシノリさん79歳。日本の家族によれば、9月20日ころから連絡が取れなくなった。心配になって10月14日に部屋を訪ねたところ、シマトさんの部屋にはタイ人女性(47)がいたために警察に通報した。

　警察では、部屋にいたタイ人女性がシマトさんのキャッシュカードで現金70万バーツ(約210万円)を引き出した防犯カメラの映像を入手。この女性がシマトさんに無断で現金を引き出した容疑で逮捕した。

　しかし、この女性は引き出しにはシマトさんと一緒だった。その後もキャッシュカードはシマトさんから預かったと供述。9月21日以降は連絡も取っていなかったので、行方がわからなくなっていたことも知らなかったという。

　警察が女性の車を捜査したものの、男性と関係するものは何も発見されなかった。女性はその後、10万バーツ(約30万円)の保釈金で刑事裁判所から保釈が認められた。

　また警察は、引き続き捜査を進めると同時に、家族から提出されたDNAサンプルをもとに身元不明外国人との照合作業を進める。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】