【タイ】邦人不明事件、同居女性は過去に日本人男性の保険金を受け取ったことが判明

バンコク近郊の女性の家を捜索するも手がかりは得られず。

　2014年9月末ころから失踪し、何らかの事件か事故に巻き込まれた可能性がある島戸義則さん(79歳)と同居していたタイ人女性(47歳)は、過去に別の日本人男性との結婚し、死別。男性にかけられていた保険金を受け取っていたことがわかった。

　タイのメディアによると、島戸さんのキャッシュカードを盗んだ疑いで聴取を受けたタイ人女性は、2001年に実業家の日本人男性と結婚。子供1人をもうけているが、その後に男性が階段から転落して死亡した。その時に男性にかけられていた保険金を受け取っている。男性の家族は、当時から事故に疑念を抱いていたという。

　また、タイ人女性の供述によると、失踪中の島戸さんには心臓に疾患があり、病院に一緒に行った後でアパートまで送って、別れた。その後は、会っておらず、連絡も取っていなかったという。

　タイ人女性は保釈後、家族とともに行方をくらましている。また、警察では、このタイ人女性の知人男性が何らかの関係をしていると見て、聴取する方針だが、タイ人女性とともに姿をくらましているという。

　地元警察では、これまでにタイ人女性の車や家宅を捜査しているが、関連性が疑われるような証拠は見つかっていない。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】