【タイ】国際協力銀行、東郷製作所に融資=総額約1億4000万円

タイ東部ラヨーン県のイースタン・シーボード工業団地にある東郷製作所の工場。

　2014年10月23日、国際協力銀行(以下、JBIC)は、「海外展開支援融資ファシリティー」の一環として、三菱UFJリースのタイ法人バンコク三菱UFJリース株式会社(以下、BMUL)との間で締結済みの日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットラインに基づく案件として、東郷製作所とJBIC分融資として約87万7000ドル(約9500万円)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。

　東郷製作所は2002年に現地法人の東郷製作所(タイランド)を設立し、東部ラヨーン県にあるイースタン・シーボード工業団地内の工場で、圧縮バネ・引張バネ・板バネを製造してきた。

　本クレジットラインの下で契約締結した個別融資は、東郷製作所(タイランド)株式会社が実施する自動車用バネ部品の製造・販売事業に必要な設備を、BMULからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充当される。

　本融資は、民間金融機関との協調融資によるもので、協調融資総額は約128万9000ドル(約1億4000万円)。

　近年、タイでは、堅調な経済成長を背景に、日本企業の進出が増加、中堅・中小企業の投資意欲も高まり、タイにおける設備投資においても、ファイナンス・リースの利用に対する関心・需要が高まっている。
【編集 : YK】