三菱レイヨン・クリンスイ、タイ・ベトナム市場に注力
Global News Asia / 2014年11月17日 16時12分
2014年11月12日、三菱レイヨンのグループ会社で、浄水器、医療用水処理装置を販売する三菱レイヨン・クリンスイ(以下、クリンスイ社)は、中国およびアセアン地域(タイ・ベトナム)の理美容業界をコアターゲットに人工炭酸泉装置事業の市場開拓を推進すると発表した。
近年の中国・タイ・ベトナムにおける1人当たりGDPの年平均成長率は著しく、タイではヘアサロン数は約11万店舗に達し、市場規模は2006年から2010年にかけて約1.5倍に拡大した。
中国・タイ・ベトナムの市場成長性に着目すると、美容関連における支出拡大が期待できるため、各国の美容室やエステティックサロンなどへの導入を目的に、海外向けの人工炭酸泉装置事業を本格始動、販売強化に乗り出す。
クリンスイ社では展開中の浄水器・メディカル事業に加え、海外向け人工炭酸泉装置事業を3本目の柱となる事業と位置付け、ビジネス拡大に向けて積極的に展開する。なお、理美容業界向け展示会「香港コスモプロフ」で、新製品「WS101E」を発表。本製品は、美容室やエステティックサロンなどへの導入を主眼に開発、小型化・操作の簡素化を実現し、かつ従来品同様、高濃度を実現した。
炭酸泉とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のことで、別名「ラムネの湯」。日本の温泉法では、お湯1リットルに炭酸ガスが0.25グラム(250ppm) 以上溶けたものが二酸化炭素泉と定義され、その中でも、1000ppm以上のものが療養泉と認められる。
【編集 : YK】
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