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【カンボジア】デジタル映像の国際大会へ初参加―JICAシニアボランティアが協力

Global News Asia / 2014年11月27日 18時40分

プノンペンで開かれたデジタル映像のワークショップ。左端がJICAシニア海外ボランティアの金廣純子さん。

 2014年11月25日、タイ・バンコクで12月14日に開かれるデジタル映像のコンテスト「第4回ABUデジスタ・ティーンズ」に、カンボジアチームが初参加することが分かった。このコンテストは、若者たちに、映像作りを通じて、デジタル時代の 新たなメディア・リテラシーを学んでもらうプロジェクト。

 太平洋放送連合(ABU)加盟局であるカンボジア国営放送(TVK)が参加を表明、国内で選考会とワークショップを開いた。JICAシニア海外ボランティアとして、TVKでテレビ制作のスキルを、カンボジア人スタッフに指導している金廣純子さんが、コーディネイトしている。

 国内の選考には8チーム約30人が応募。7月に全員参加のワークショップが開かれ、アニメーションとコマ撮りの作り方について、カンボジア在住クリエーターの中村英誉さんらに指導を受けた。各チームはその後約1カ月で、それぞれ1分半以内の映像作品を制作。その中からカンボジアのグランプリには、日本画家の山田隆量さんが主宰するアートスクールのチームとプノンペン大学の2チームが選ばれた。

 また、コンテストの代表にはプノンペン大学チームが選ばれ、本選に向けた作品に取り組んだ。 金廣さんは「技術的にはレベルはばらばらで、映像ソフトも知らない人もいた。でも、若い世代は生まれたときからデジタル作品に触れているためか、日本の若者にも引けを取らない映像センスを持っていて驚いた」と話している。

【編集 : 安麻比呂 】

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