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王子グループ、ベトナムのホーチミン市近郊にダンボール工場を新設

Global News Asia / 2014年12月2日 19時40分

ベトナムのビエンホア工業団地にある王子テックスの段ボール製造拠点。

 2014年11月28日、海外事業の拡大を進める王子グループは、ベトナム南部地域での段ボール需要に応えるため、新工場の建設を決定したと発表した。

 ベトナムは、東西経済回廊と南部経済回廊に接する地理上のメリットもあり、豊富な労働力などにより各種製造業の進出が加速、包装資材の需要も急増している。

 王子グループは、2000年からベトナムで操業を開始し、すでに南部のドンナイ省、北部のハイフォン市とバクニン省の3か所の段ボール製造拠点と昨年買収した紙器加工のユナイテッド・パッケージング(UP)社を合わせた計4製造拠点を有し、今回の新工場はベトナム国内で5番目の製造拠点となる。

 さらに、東南アジア諸国のパッケージング市場においては、多彩な表面印刷が好まれることから、新工場では美粧印刷機を導入、UP社のオフセット事業と合わせ、ベトナム南部地域の顧客要求を満たす包装資材を提供する。

 新工場は、王子テックス(ベトナム)株式会社の第2工場として、ホーチミン市の北西約40キロのVSIP-II工業団地内に、約30億円を投資して建設する。年間4200万平方メートルの生産能力を有し、2016年1月の操業を目指す。
【編集 : YK】

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