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ラオス北部ポンサリー県で樹齢400年の茶摘み

Global News Asia / 2014年12月14日 14時1分

ラオスはポンサリー県だけで公称23、別調査では40もの少数民族が住む。

 2014年12月12日、ラオスメディアに珍しい茶摘みの風景が掲載された。少数民族の少女たちが登っているのは樹齢400年のお茶の木だという。

 山岳国家ラオスには、日本や中国のようにお茶を飲む習慣がある。記者も以前、ラオスのお茶の木が日本と違う普通の樹木としての大きさだった茶畑を訪れたことがある。

 しかし、樹齢400年ともなると、茶摘みも命がけに違いない。写真に写る少数民族の少女たちは、慣れているのか笑顔だが、落ちたら大変だ。

 この写真が撮られたのは、ラオスでも中国との国境に接する北部のポンサリー県。これからの乾季には、雪とまではいかないが、みぞれが降る地域。朝晩は0度近くになることもある。そして、種類は違うが、桜も咲く山間の里だ。

 ラオスには23とも68とも言われる少数民族が暮らす多民族国家。ラオス語でさえも通じない民族もいる。そういった村の学校では、高学年の児童が先生の通訳として、低学年の教室に立つ。

 しかし、衛星放送や携帯電話は驚くほどに普及しており、山岳部でもタイのテレビ番組が受信できる。このため、若者を中心にラオス語よりもタイ語がわかるという状況も生まれてきており、ラオス政府も頭を痛めている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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