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【インドネシア】JX日鉱日石エネルギー、国営企業プルタミナと覚書を締結

Global News Asia / 2014年12月14日 14時44分

インドネシアの国営企業プルタミナが所有するバリクパパン製油所。

 2014年12月10日、JX日鉱日石エネルギー(以下、JX)は、海外における燃料油事業の強化・拡大の一環として、インドネシアの国有企業であるプルタミナがカリマンタン島東部に所有するバリクパパン製油所の改修プロジェクトを推進するに当たっての覚書をプルタミナと首都ジャカルタにて締結したと発表した。

 2億4000万人の人口を抱える東南アジア最大の国インドネシアでは、経済成長と共にガソリン、軽油などの燃料油消費が増大し、需要に対して国内の石油精製能力が不足している。そのため、プルタミナは自社の運営する5か所の製油所の能力増強のための改修プロジェクトを進めるパートナーを探していた。

 一方、JXは中期経営計画の一環として海外事業の強化を掲げており、インドネシアにおける市場環境をビジネスチャンスと捉えて事業の拡大を検討しつつ、プルタミナと交渉を続け、この度、パートナーの1社として覚書締結にいたった。

 プルタミナは、資本金173億ドル(約2兆円)で、石油・天然ガスの開発、石油精製、石油製品や石油化学製品の製造・販売を主に、バイオ燃料・地熱発電・その他の代替エネルギーの開発なども行なっている。

 バリクパパン製油所は、現在日量22万バレルの原油処理能力を有するが、日量36万バレルへ増強するとともに、国際競争力のある製油所へと変貌する予定だ。
【編集 : YK】

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