長谷部誠選手が訪問「スマトラ沖大地震・最大の被災地バンダ・アチェ」=ユニセフ
Global News Asia / 2014年12月22日 14時30分
2014年12月22日、ドイツ・プロサッカーリーグで活躍中の長谷部誠選手が、スマトラ沖大地震から、復興を遂げた最大の被災地、インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェに暮らす子どもたちを訪問するため、現地の空港に到着した。
長谷部誠選手は、東日本大震災で津波の被害に遭った子どもたちを、幼稚園建設という形でサポートしており、日本ユニセフ協会が、バンダ・アチェの視察を要請して実現したもの。
長谷部誠選手は、犠牲者・約4万8000人が眠る墓地や、マグニチュード8クラスの耐震設計で再建された小学校や幼稚園、保健センター等を訪問。震災前よりも強い状態にし、次の万が一への備えを整えたユニセフの復興支援の具体例を確認する。マラリアなど、震災以前から子どもたちを苦しめてきた問題も解決した地域も見られる。また、当時小学生だった若者との「復興」をテーマにした対談や、ミニ・サッカーをする他、長谷部選手が支援している宮城県南三陸町の「あさひ幼稚園」の子どもたちから託された絵とメッセージの『寄せ書き』を届けるなど、現地の若者や子どもたちと交流する。
スマトラ沖大地震は、今から約10年前の2004年12月26日にスマトラ島沖で発生したマグニチュード9.3の大地震で、最大34mもの津波が発生。インドネシアを中心に22万人が犠牲になり13万人が負傷した。
日本ユニセフ協会は、「2015年3月に仙台で開かれる『第3回国連防災世界会議』で、未来を支える子どもたちの目線から長谷部選手に「より良い復興とは何か?」というメッセージを発信してもらうことで、一人でも多くのみなさまに、今一度、復興について考えていただくきっかけになればと考えております」と話している。
【編集 : TY】
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