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【タイ】ウタパオ国際空港を拡張=第3の首都圏空港へ

Global News Asia / 2014年12月20日 12時18分

現在のウタパオ国際空港には、中国とロシアからのチャーター便が運航されている。

 2014年12月16日、タイの運輸省は、タイ東部ラヨーン県のウタパオ国際空港を、年間300万人が利用できるよう拡張することを決めた。

 ウタパオ国際空港は、タイ東部ラヨーン県サタヒップに位置し、リゾート地パタヤに近い。現在、バンコク航空がサムイ、プーケット便を運行している他、ロシアや中国からのチャーター便が運航されている。

 運輸省関係者によると、現在ウタパオ空港を共有するタイ海軍との調整を得て、国際定期便が運行できるようにしたい考えだ。

 すでにターミナルビルの拡張工事は始まっており、来年度には現在より10万人以上多くの利用客を見込んでいる。隣接するタイ東部には工業地帯も多いことから、貨物便への需要も見込まれている。

 また、バンコクからの高速道路の整備、さらにバンコクの二空港(ドンムアン空港とスワンナプーム空港)とを結ぶ鉄道をも計画されている。

 タイ海軍は、サタヒップ地区に基地を構えており、毎年米国との共同演習コブラ・ゴールドもここを拠点に行なわれている。本格的な旅客専用空港としての、運用にはまだまだ調整が必要と言われているが、運輸省では、解決できる問題と楽観視している。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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